結果論
〜キリンカップ vsボリビア戦 横浜国際〜
2000年6月18日
変なバラエティ番組があった。
恵が司会。まわりにテリ−伊藤(ん?伊東?)とかわけわからんひげのおっさんとかがいてひとつのお題(大喜利かってーの)についてぐちゃぐちゃ言ってる。
で、お題が「トルシエでいいの?」
ま、内容の浅薄さは題名を見たときにわかったが、チャンネルを変えずに見た理由は某サッカー誌サッカーDの編集長、六川氏が出ていたことだった。
わたしははっきりいってサッカーDは嫌いだ。
日本サッカーについて詳細を伝える週刊誌は2誌。サッカーマガジンとサッカーD。サッカーDはずっとアンチトルシエ派。
別にアンチトルシエだからきらいなのでは無い。その報道姿勢が嫌い。記事の根拠があいまい。感情的。批判はするが代替案は出さない(出せない?)。ひとつの事象から揚げ足を取るような記事をよく載せる。ライターの分析能力もなんだかなぁと思うことが多い。(全部が全部というわけではないが)スポーツ新聞と大差ない記事も良く見かける。
というわけで、よっぽどの事が無ければ読まない。
で、その編集長がテレビに出てきたのでなんと言うのか楽しみだった。ボリビア戦の結果が出た直後だったし。
周りの出演者がトルシエ擁護の意見を述べる中(これもなんだかなぁ・・・だったが)彼のトルシエ解任意見の理由が「結局結果が出たのは、各選手をJでのポジションで使ったからでトルシエの力ではないですよ。」だって。
ますます、読む気なくなるぞ、サッカーD。
確かに、出た番組もまずかったかもしれない。出演者の知識も浅薄だし、質問内容もいまいち。それにしても「Jでのポジション」だなんて言葉が出るなんて。
で、本題。
ボリビア戦。久々にスタジアムで見た。横浜は少しピッチまでが遠いが今回は場所も良かったせいかよく見えた。相手は2軍というが、選手達は大まじめ。ここで評価されればW杯南米予選を戦うチームに入れるかもしれないからか、かなり強引にボールへアタックしてくる。決してやさしい相手ではなかった。
俊輔は、怪我のせいか今ひとつ切れが悪く決定的な仕事が出来ない。さらに、最初のうちは相手も元気があるからなかなか良い形にならなかった。
状況を打開したのはやはり、このシリーズで好調だった三浦淳。フリーキックからのボールは、ドフリーの柳沢へ。あとのインタビューによると、練習で何度も試していた形だったそうだが、それにしても見事なフリーキックとポジション取り。ずっと攻めの形を作れないといわれてきたトルシエだが、このシリーズで攻めに関する形作りもしっかりとできることを証明したようだ。
そして、2点目がまた圧巻。三浦淳(報道ではそう言っていた。わたしは奥かと思ったけど。)−森島−西澤−柳沢とわったったワンタッチパスに感動した。久々に中盤からの組み立てて中央突破してからの得点だった。言い過ぎかもしれないが、マラドーナ擁する90年W杯のアルゼンチンの様なプレー。
86年だったか?<あいまい(笑)
ま、細かいことは良いが、それぐらい良かったって事。
で、後半も選手交代があり高原などが積極的にゴールに迫る。決定的なピンチも楢崎のスーパーセーブでしのいで試合は2−0で終了。
もう一点欲しかったところだが。
それにしても関心するのは、選手層の厚さ。いまや中田・名波がいなくてもあれだけの中盤が作れる。各選手も2つ以上のポジションをこなせるようになっている。Jでのポジションではなく、日本代表の中での自分のポジションをよく理解している。
それは試合に出た選手だけじゃない。ベンチにずっといた選手もそうだ。その証拠に試合終了後ベンチに座っていた選手も含めてトルシエへの勝利の水かけが起こった。(五輪世代だったかもしれないが)不満をもっていればあんな行為はありえない。以前カズについて書いたが、カズが言っていた「どんな時も準備をするのがプロ」という意識がチーム全体に出てきたのかもしれない。
これだけの選手を集め、作り上げることのできる監督は、私の見た範囲ではあまり記憶に無い。もちろん采配については真剣勝負の場での采配をワールドユースでしか見ていないのでなんとも言えないが、だからこそ10月まではトルシエで行ってほしいと思う。真剣勝負で勝たせる采配が取れるのかどうか見てみたい。
幸い、良識派の岡野会長がやっと重い腰をあげて10月まで続投を宣言したので私の希望はかなうことになった。
ついでに書くと、今回の会見での岡野会長の言葉はどれをとっても納得の行くものだった。強化委員を代表のサポート役と明確に宣言したことも喜ばしい事だ。しっかりサポートして、トルシエがベストの仕事をできるようにして欲しい。そしてその時にどんな結果を出すのかをしっかり見極めたいものだ。
Jのポジションに選手をはめるだけで結果がでるなら苦労しないよ。>六川さん
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