やっぱり差がある
〜J1磐田vs川崎F & J2浦和vs札幌〜
2000年7月16日
前回も書いたけど、アントラーズは世代交代が進んでる。
今回は、本山をサブとして使ったトニーニョ・セレーゾの技ありといったところかもしれない。FC東京のアマラオ・ツゥット以外であれだけゴール前で危険な匂いが出せるJリーガは他に見当たらない。
柳沢が出場停止なら間違いなく先発で使いたい選手のはず。それを敢えてサブとし、敵が疲れた後半の中ごろから投入するとはわかっていてもなかなかできるものではない。
それにしても、あのドリブルと得点力は魅力的。あれだけの選手がサブなんだからJリーグもレベルが上がったものだ。90分を通してチームを勝利に導けるという点で欠けている部分があるからサブなのか、それともサブもチームの一員として試合を組み立てる事を考えての器用なのか。
何れにしても、本山が今後日本にとって楽しみな選手であることに変わりは無い。
話はずれたが、さて本題。
今週は、土曜にジュビロの試合放送が無く、その関係でスカイスポーツで日曜13:00からレッズ−コンサドーレの生放送、そしてすこし遅れて前日行われた磐田vs川崎Fの放送があった。
はっきり言って、J1とJ2にはかなりの差がある。
いや、磐田とJ2にはかなりの差があると言ったほうが正しい。
個人個人のボールテクニックはそんなに遜色が無いのかもしれない。
しかし、サッカーというゲームのレベルに一番大きく効きそうな部分で大きな差がある。
梅雨の合間の暑い日だったというのはあるかもしれない。しかし、それにしてもあまりにもボールを持っていない選手の動きが少なすぎる。スカパーでチャンネルを変えながら見ていたからその違いは如実に目にやきついた。
大きく違うのは、前線の選手の動き。
ジュビロの場合(フロンターレはむしろJ2のレベルかもしれない)FWの二人が常に動き回って、スペースメーキングを行い、そこに別の選手が走りこんでボールを受ける動きが頻繁に目についたのに比べて、浦和、札幌は中盤でボールを持った選手が、前線があまりにも動かないのでパスのだしどころに困っているシーンが多々あった。
具体的には、磐田の場合マイボールになることが予測された瞬間から、FWがスペースめがけて動き出し、しかもその動きがピッチの左右をいっぱいに使っているのに対し、浦和や札幌、それから川崎Fの場合は、味方がパスを出す瞬間を待っている。そしてその動きは、ピッチの幅方向に限定されてしまい。良くて斜め前方へ走り出すぐらい。
相手DFの動きを見ているとよくわかる。
磐田FWを相手にするDFが、ボールとFWの選手を同時に視野に入れることができずにすぐに距離を離されてしまっているのに対し、浦和や札幌(川崎Fも<しつこい?)のFWを相手にした場合、動きの先が読めるから、用意にボールと選手を同じ視野に入れるポジションを取られてしまっている。マークの仕方も、追っかけるというよりは、前を抑えてしまっている感じ。
やはりちゃんと周りが動かないと、パスの出しどころがないのは自明の理。
つまり、浦和や札幌の場合、中盤の選手がボールを持った時点で、パスのだしどころに困ってしまうシーンが多かったのである。
あの環境では小野も実力の半分も発揮できないだろう。できるだけ早いうちにJ1の強豪チームか、海外の強豪チームに行って欲しい。あれだけの逸材があのレベルでやっているという事実があまりにも哀しすぎる。
国内でやるのなら、磐田か鹿島、海外でやるのならスペインかフランスでやってもらいたい。
イタリアはあまりに守備的過ぎる、イングランドはゴールに向かうダイレクトプレーが多すぎて、どちらも中盤のパサーの活躍の場が少なすぎるのでは無いかというのがその理由である。
どっちにしても、J1の下の方(J2のチーム含む)のチームと上の方のチームで根本的に違いがあることが良くわかった一日だった。<あたりまえだって。
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