選手だけじゃない
〜 Jリーグ2nd第5節 磐田vs川崎V 〜
2000年7月23日
ちょっと時期をはずしたがEURO2000。
さる筋からビデオを入手してセミファイナルからの3試合を見る機会に恵まれ、セミファイナルの2試合を見た。(決勝はまだ今から見る予定)
いやぁ、やっぱり本場というか100年の歴史というか、ヨーロッパのサッカーは非常に深いものがある。アジアのチームなどが入らない分、対戦カードがW杯と比べて非常に密度が濃い。
勝ち上がるには実力だけでなく、運も必要なのだが、その運もやはり実力だと感じさせるだけの何かがそこにあった。
スペイン、ポルトガル、オランダ。試合内容を見ている限りこの3チームは強かった。フランスやイタリアより弱い様には見えなかったし、優勝してもおかしくない程だった。特にオランダなんかは、最強なんじゃないの?と思わせるだけの迫力があった。
なのにやっぱり優勝できない。
ニュースや雑誌、各BBSなどで仕入れた情報だと、イタリアのサッカーは守備的すぎて面白くないだの、イタリアが勝つことは攻撃的サッカーの敗北だの否定的意見が多かった。
しかし、試合内容から見るイタリアは私の目には違ってみえた。
もちろんイタリアのサッカーはゴール前の比較的低い位置での守備が固く、そこからはじまるという感じは否めないが、だから守備的だというのではない。
単に中盤でのプレスによる守備ではな、くゴール前まで相手を引き込んでからの守備なだけ。中盤をパスで組み立てるのではなく、2タッチ、3タッチでの早い攻撃なだけ。
決してイタリアが守備的でやられまくっているという印象ではなく、いつ鋭い攻撃が炸裂するかという期待感でいっぱいだった。(もちろんオランダ戦は10人になりやられまくった印象になったことは仕方なかったかもしれないが)
それは、各国が持つサッカー文化がその国の選手に浸透しているからこそ、自然に出る国の特色に思える。
何にせよ、オランダがイタリアに勝てなかったのは運もあるが、勝機をつかんだ時に確実に決めることができない弱さでもあったのかもしれない。
で、話は大きくそれてしまったがここからが今日のテーマ。
選手や試合運びで日本との違いを論じられることは多いが、EUROの場合、審判のすごさも目についた。
イタリア、オランダ戦。後半15分過ぎに、イタリアが二人目のPKを取られるシーン。ダービッツが左ペナルティエリア付近を立てに割った瞬間に、ジュリアーノの強烈なタックルでダービッツが倒れた。
最初見たときは、ダービッツのダイビングまたはジュリアーノのクリアボールにダービッツが躓いたようにも見えた。(私の目が悪いのかもしれないが)しかし審判の判定はPK。一瞬「きびしいなぁ」と思ったが、スローでさまざまな角度で見ると本当に足先がちょこっと引っかかっている。
もちろん審判のいた位置はそこから10mと離れていないところ。笛を吹いた後悠然と近づいてくる。
対して、Jリーグ第5節の磐田−川崎V戦。時間帯は忘れたが、高原がヴェルディペナルティエリア内で引っ掛けられて倒れた。
審判の判定は高原へのイエロー。(つまりダイビングをとったということ)
確かに、倒れ方は若干大げさだったかもしれないが、そのあとのスローを見てみると、やっぱりファール。どう見たってファール。ヴェルディのDF(だれだか失念)がうしろからしっかりひざ下で高原の脚を引っ掛けている。
で、審判はというと30mほども離れたところからあわてて走ってくる。
見る位置がとーいってーの。
やっぱりレベルが違うのか。ま、EUROのセミファイナルを吹く主審とJの主審を比較するのはかわいそうなのかもしれない。
しかし彼らもいつかはそういった舞台(W杯か)で吹けるようにならなければ日本のサッカー文化は発展しないし、もちろん世界標準の判定でなければ、J選手の対審判術が磨かれることも無い。これはW杯などの大舞台では大きなビハインドになり得る。
もちろんこれは審判個人の努力だけではいつまでたっても無理な話で、日本のサッカー界全体の問題だろう。世界レベルにに到達するにはまだまだやることがありそうだ。
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