何チームあるんだ?
〜五輪代表壮行試合 vs クェート戦〜
2000年9月2日
明日のスポーツ紙が楽しみだ。
果たしてどういう見出しが出るだろう。
「五輪代表予選リーグ突破確実!」 か?
それとも
「五輪代表、6点とるも課題山積み」 か?
それはともかく、五輪壮行試合クェート戦。
結果うんぬんではなく、非常に良かった。何が良かったかって?それは五輪本番に向けて、どんな選手がでても力を落とさないチーム構成がとれるというのが判ったこと。
この試合、トルシエは前半と後半で大きくメンバーを変え、さらにフォーメーションや様々戦況、条件を想定したメンバー構成を、私が判っただけでも5、6種類は試して来た。
一見すると、後半U-23メンバーオンリーになってからがすばらしく、オーバーエージは楢崎以外要らないんじゃないの? ってな意見が出るかもしれない。(スポーツ紙のうち1紙ぐらいそんな論調のところも出るかもね)
しかしそれは浅はかな見方で、前半点が取れなくて後半得点を重ねた要因のうち、大きなものが2つある。
ひとつ。前半クェートはベストメンバーかつ元気だった。
ふたつ。後半クェートは体力的にも、そして交代したメンバー的にもベストより落ちる布陣だったが、日本代表は交代した選手がフレッシュかつレベルを落とさないメンバー構成で、しかも途中からは点を取るための構成にどんどん変化していったこと。まるで違うチームが何チームも入ってるみたいな変化を見せる。
前半のメンバーは、西を試した以外はほぼ本番でのスタメンだろう。ある程度強いチームに対する時のメンバーで行ったはず。中盤で戦うことを前提にしたメンバー構成。
後半からのメンバーチェンジは、どうしても点が欲しい時の攻撃フォーメーション。ただでさえ、センターのOMFで使ってもらえて張り切ってる俊輔に、左サイドの本山、FWの平瀬、右FWの吉原とスピードあふれる選手が前がかかりに攻撃。点にならないはずがない。
特に、後半開始から投入された本山はすばらしかった。相手が3バックでサイドが空いていることもあったが、俊輔が左サイドでやっているときとは明らかに攻め方が変わる。
スピードで突破する選手が入るとこんなにも変わるものか。
そして吉原。おそらく多くの人が、なぜ吉原が予備登録なんだ?と思ったことだろう。わたしももったいないと思った。
しかし、スピードとゴールに向かう姿勢という意味では、柳沢や高原にも十分あり、近いタイプの選手よりはヘッドの強いタイプの平瀬を選んだということだろう。
それにしても、吉原の様なバックアップがいるということは非常に心強い。
ここまでいいことばかり書いてきたが心配なこともある。
やはり3バック。日本と力が拮抗しているか、下のチームならいいが、上のチームだとやばいかもしれない。
中盤で押さえているうち、つまり相手が攻撃に人数をかけられないうちはいいが、人数が同等以上になったときに危ない場面が何度かあった。
ブラジルなどの強いチーム、もしくは身体能力が非常に高いFWを持ったチームとやるときは、中盤で押さえることができなくなる。
そういうときにどう対処するのだろうか。
ま、心配な面はあるが、DFが前後半でメンバーを入れ替えてもほとんど力が落ちなかったことや、中田がいない場合でもサブとは思えない布陣が組めることなど、誰が欠けても力を落とさずに試合に望めることがはっきりしたので、良しとしよう。
次のモロッコ戦で、どういった組み合わせを試してくるのか本当に楽しみだ。
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