夢の様な日々再び
〜 シドニー五輪 vs 南アフリカ 〜
2000年9月14日
オリンピックが始まった。
開会式の前にサッカーの予選リーグが先行して始まっている。日本の予選会場はキャンベラ。話によると、日本は少なくとも準決勝にならないとシドニーには行けないようだ。
で、中田がポロっと「シドニーに行きたいっていったらしい。
するとスポーツ紙では「中田、メダル宣言!」てなことになる。
あほか。
ま、それはそれとしていよいよ五輪が始まった。
下馬評では、南アフリカは弱いらしい。
試合が始まってみると、とんでもない。
プレミアリーグの選手がごろごろいるではないか。しかもそういう肩書きだけでは無く、実際にもアフリカ選手特有のボールさばきで1対1の局面をことごとくやられてしまう。
試合全体を支配されてるわけでは無く互角の支配率だったかもしれないが、相手ボールになった時に中盤のチェックが通じないため、DFラインがずるずると下がり、ゴール前まで持ち込まれてしまう。
しかもサイドの勝負であっさりと置いていかれることが何度かあり、失点も中田浩二が抜かれて決められてしまった。
もちろん稲本、明神で相手FWを押さえきれずに、最終ライン勝負に持ち込まれたことなど課題はたくさんある。フラット3は大丈夫か?なんて声も出るに違いない。
しかしながら、課題は出たが結果的にあの南アフリカの攻撃を1点に押さえたことを考えると、フラット3が崩壊したというわけでもなさそうだ。
話はそれたが、1点取られた後もやばいシーンは数多くあった。
ただ、今までの日本代表とちがうところは、ここで焦らない事だった。かみ合っていなかったパスワークを地道に繰り返すことでペースを徐々に取り戻し、何度かの決定機を作り出し、最終的に逆転。
このチームのすごいところは随所に見られた。
その中でも、流れが悪くてもそれなりに試合をつくり、難しい試合に勝利を収めたことは特筆に価する。
あの長いロスタイムを、おちついてさばききるなんて感動してしまった。
2年前のワールドユースを思いだす。あの時も、難しい試合の連続を落ち着いて乗り切った。
すごいやつらが出てきたもんだと感動した。
その流れを、上の世代にまでビルドアップさせて、五輪チームもまた同じように頼もしいチームになっている。
2年前の夢の様な日々がまた繰り返されるのだろうか?
次の試合以降が本当に楽しみだ。
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