バランス
〜コンフェデレーション杯 予選&準決勝〜
2001年6月9日
日本の戦い方は予想していたが、目の前にあるこのチケットが日本代表の試合観戦のチケットになるとは夢にも思わなかった。
なにせ、他方のグループにはフランスがいる。
で、予想できた日本代表の戦い方だが・・・
カナダ相手には攻撃的布陣。
カメルーン相手には個人技を組織で守ってからの攻撃。
ブラジル戦は引き分けのスピリットを持って5バックぎみで勝ち点1get。
そして準決勝は、苦手の悪天候と退場による数的不利をセットプレーからの1点を守りきるだけの精神力。
相手に合わせた戦い方。
スペイン戦以来トルシエが加茂監督がやったように守備的なチームにしてしまうのではという報道というか解説が幅を効かせていたので若干心配になってはいた。
しかしカナダ戦が始まってみると、右に伊東、左に小野とスペインの時の守備的な感覚は微塵も感じさせない。
カメルーン戦も左は小野、右は明神で決して引いて守る感じはなかった。
ブラジル戦こそ右は波戸で守備を意識した感じにはなっていたが、左は小野のまま。左に服部が入るかもと思っていたので驚いた。
各試合の詳細はいろいろなメディアが触れているので割愛するが、全体を通してフランスに5−0で負けたこと、その後スペインを相手に90分を守りきったこと(ロスタイムに得点されて負けはしたが)が大きく効いている感じがする。
アジアカップまでは、ディフェンスが点を取ることをベースにプレーしていたのが、守ることをベースにそこから攻撃をビルドアップする意識が高まっている。
スペイン戦で、どこまで守りに比重を置けば世界に通用するかという守りの底を把握できた。そこから相手との力関係や試合状況に合わせて攻撃に比重を移していく事で守備と攻撃のバランスの取り方がすごく良くなっていると感じるのだ。
さらに、チャンスと見るや中田、小野、稲本が攻撃の起点となり、戸田、明神、波戸も含めて交互に攻撃参加を繰り返すことで守備のバランスを崩さずに効果的な攻撃を繰り出す。
特に、オーストラリア戦で目立ったが、相手に攻めさせておいてのカウンターが以前に比べてものすごくうまくなっている。
今まで攻撃といえば、ディフェンスラインから相手陣内に入り込み、敵陣内での人数が多いシーンばかりだったのが、相手陣内に敵ディフェンスが少ない状態での攻撃が目立ってきた事がその証拠だと思う。
ここぞというときに攻撃をフォローする意識がチームとして統一されているのだろう。
アジアカップの時には見られなかった攻撃だ。
力関係で勝っていたカナダ、個人技で攻めてくるカメルーン、ベストでは無いとはいえ個人技とパスワーク両方が上のブラジル。そして体が大きく、悪天候では確実に不利な相手であるオーストラリア。しかも後半15分以降の数的不利。
この大会では数多くのケースを経験できた。最後にフランスが待っていて盛りだくさんのご馳走を満喫できている。
もちろん、この大会は各チームの本気度というかチーム完成度というか、厳しさはW杯とは違う。この決勝進出とい結果を持って、即グループリーグ突破は確実的な見方、特に優勝うんぬんを語るのはナンセンスだ。
サッカーファンはマスコミに振り回されないようにしてほしい。
それにしても、フランス戦ではサンドニからどれぐらい攻守のバランスが成長しているのか見せてほしいものだ。
さて、横浜に行くか。<あまりのラッキーにびっくり
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