初 陣
〜W杯 グループリーグ 日本 vs ベルギー〜
2002年6月4日
とうとう始まった。
善戦しながらも勝ち点1さえ取れなかったフランスから4年。
前日の公開練習では、左に服部、右に小野、1トップに西澤、トップ下に中田とモリシ。なんかブラフっぽいなと思ったが、先発メンバーは左に小野、右に市川、トップに鈴木と柳澤という布陣。右に市川はちょっと驚いたが、市川の守備能力が上がっているのを買ったのか。
ベルギーは予想通りロングボールを放り込み、日本が最終ラインから中盤に繋いでいく展開。試合全体としては、ベルギーに疲れが見えてプレスが甘くなってきた頃から中盤より前で、前を向いてボールを持つ機会が増えてきた。
まずかったのはディフェンス。1本目はずっと言われていた事が出てしまったというよりも、単純にディフェンスのミス。クリア後に、ディフェンスラインを上げたときに、市川だけが残ってしまった。やはりまだトルシエのライン操作が身についてないのだろう。
2本目はここ数試合で指摘された2列目の飛び出しにやられたケース。ボールをクリアした瞬間はラインを上げるが、相手が蹴る体勢に入った瞬間にラインを引かなければいけないのに、そこのタイミングがずれていた。それに、2列目からの飛び出しは確実にマークしなければならないはず。ここはまだまだ意識の統一が必要だろう。
しかし、いいところもたくさん出た。特に良かったのはリードされたものをひっくり返した精神力。正直1点先生されたときには、フランスのイメージが頭に湧いてきて、「だめかも」と思ってしまったが、それを振り払うあっという間の同点劇。稲本の得点も流れの中からのすばらしい得点だった。一旦リードされても、あせらずに追いつきリードするために淡々とゲームを進めることができるようになったのは、大きな進歩だろう。
さらに、後半ベルギーが疲れてくると中盤が前を向いてボールをもてるようになりチャンスも増えた。ベルギー代表よりも確実にいいサッカーをしていた。
そして、勝ち点1。勝ち点3を取れていたという話もあるが、それは仕方が無い。Hグループで一番手ごわいと思われたベルギーから勝ち点が取れたことは大きな収穫だろう。
ひとつ気に食わなかったのは審判。あの誤審が試合を台無しにした。それまでも、柳沢へのファールを採算流してしまい、おまけにイエロー出すほどかというプレーで稲本にイエローを出していた。
それにしてもあの稲本の突破をファール取る意味がわからない。というより、誰が見てもあれをファールというのはおかしい。
終わってしまったことは仕方が無いが、代表として厳重に抗議するべきではないか。
まぁ、しかしベルギー相手にも内容で勝っていたということは、ロシア、チュニジアには普通にやれば勝てるはず。
あと2試合確実に取ってベスト16まで進んで欲しい。
それにしてもワールドカップでこれだけの試合ができるようになったとは本当に進歩したものだ。
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