ボート釣り 上瀬より
2002.10.31
前夜に飲み会がありました。
また、冬型の気圧配置が次第にゆるむ、
という天気予報もありましたので、
朝はゆっくりの釣行となりました。
飲み会のために、波の高さや風向きの予報までは
確認できずに寝てしまい、
朝は6時過ぎに起きました。
急いで支度をして自宅を出発。
ボートはあらかじめ、車に積みこんでいました。
このところ、じっくり天気予報を確認しすぎて、
当日になると、海は穏やかで、
ボートを出せたのに、躊躇してしまったことが続き、
非常に悔しい思いをしました。
この時は、海へ行ってから判断しよう、エイヤー!
と、前前日の夜からそう決めていました。
天気図の様子を見ている限り、
その日は、穏やかになる方向の日になるに違いない。
朝ゆっくりの出発だったため、
舞鶴の途中で、通勤渋滞に巻き込まれました。
おかげで、ますます遅くなりました。
港へは、8時過ぎの到着となりました。
車は何台かとまっていて、
丁度、嬉しいことにアキレスのインフレータブルボートが
出船されようとしていました。
「おはよう御座います。」
と声をかけ、ちょっと話をしました。
なんせ、平日ばかりの釣行で、
同じような釣り人と出くわすことはまれで、
つい嬉しくなりました。
港からでも、うねりがそこそこ有るように見えて、
どこまで行けるでしょうかねえ、
と、やや心配な話をして、
「お気を付けて!」
と声を掛けて、出船を見送りました。
さて、遅くなった。僕も支度をしなくては。
ボートを膨らませ、荷物を積みこみ・・・
とやっていると、
今度は、そこの防波堤でイカ釣りをしているおっちゃんが
話し掛けて来られました。
「あんたは、ずいぶん遅いねえ。」
「もう、いくつか出て行ったよ。」
(ほっといてくれ)と、むかむかしながら
「今日は朝のうちは波が高いという予報でしたから。」
と、答えると
「それは正解や。昨夜から来とるけれど、
岸からでも釣りにくいほど、海が荒れとったが、
だんだんおさまってきた。」
・
・
「あんまり海が荒れて、タルイカが打ち上げられかけておった。
もう少しですくえたのになあ。」
・
・
その後、次から次へよく話し掛けられてしまい、
話を聞いていると、また出船が遅くなりそうなので
ほどほどに聞きながら、準備をしかけていると、
大きな問題に気が付きました。
なんと、玉網が見当たりません。
そこらをひっくり返し、探しましたが
見つかりません。
車に一式を積み込んだ時の記憶をたどりますが
思い出せません。
深刻になってきました。
今日のこれからの釣りをどうするかということと、
この記憶力の衰えに。
その頃には、うわのそらでその人の話を聞いていたので、
あきらめて、そのイカ釣り師は行ってしまいました。
さて、どうしたものか。
以前「たもちゃん」という真鯛釣り名人の方が、
玉網を無くしたときに大鯛が掛かって
バッカンですくった、というようなことを
釣行記に書いておられたのを思い出しました。
そんな風にすればいいか。
それに、玉網がいるほどの魚が釣れることはまず無いだろう。
と、思い込み
どうにか、9時前には出船。
海に浮かんで少し出ると、うねりが大きく、
これは迫力が有る。
甘く見ないほうがよい。
しかし、あのアキレスの人はいずこに?
どこにも見えません。
とても、直ぐに沖まで行けそうにないので、
港の近くで、エビエサの胴突き仕掛けで流してみました。
以前なら、サバフグがどこにもここにもいて、
直ぐに当たりがあったところですが、
全く何の当たりもありません。
これは、玉網など全く不要で、
エサも余りそうやなあ。
釣れそうなポイントへは、行けそうにないなあー。

薄雲はあるものの、天気は上々、やや風があり、うねり高し、
というコンディションです。
風がおさまれば、うねりもややましになるだろう。
それまで待つか。
おや!ボートが湾口の方から戻って来ます。
このひどいうねりのなか、頑張ってるなー!
近くへ来た時に、よく見ると「スーパーショット」
かっこいい旗が上がっている。
もしかすると、短艇団の人かな?
後でわかったことですが、やはりそうだったようです。
挨拶をしておけば良かった。
風は少しある程度で、シーアンカーを入れなくても
流し釣りが何とかできるほどでした。
定置網に掛からないように少し流しては、また風上に戻り、流す・・・
2回目を流しかけて、仕掛けを降ろし底を取ってしばらく流した時に、
根掛かりしました。
ちくしょう、何も釣れずにこんなことか。
強引に糸を引っ張って切ろうとすると、
少し浮かびます。
どうやら、底のロープか何かに掛かった感じです。
弱った、切りにくい。
グーーっと引っ張ると、少しずつ上がって来ます。
その内に、まるで魚が掛かっているかのように
向こうでも引っ張るように感じられます。
えーー!
やはり、そう?
んんん、どうも魚のようです。
なかなかの大物のようです。
思わず顔がほころびますが、
いきなり玉網が必要なことになるとは。
魚は直ぐには上がってきそうにはないので
ゆっくりどうしたら良いかを考えよう。
ずいぶん時間がかかりました。
10分くらいはかかったでしょうか。
そう感じただけかも知れません。
それだけ時間がかかると、魚も体力が尽きるだろうなあ。
しかし、イカ釣りで、小あじをエサに泳がせたとき
ずいぶん長いこと元気にしている。
どれくらいで、弱るだろうか。
さて、次第に上がって来ました。
やがて魚体が見え始めました。
青物のように見えます。
ツバスか?
しかし、よく見えてくると違うことがわかり、また
その掛かり方は、すれであることもわかりました。
背びれのあたりに掛かっています。
まさに、小あじをエサに泳がしている時のようなものです。
さて、どうしてすくおうか。
すれ掛かりのため、よく引いた割に魚体は小さく、
何とかなりそうです。
それに、かなり疲れているように見えました。
水汲みバケツですくいにかかりました。
そのバケツは小さくて、中に入れるというより、
下から持ち上げるという感じで、ボート中に引きずり込みました。
暴れる元気も無いその魚は、
サゴシ(サワラ)の40cm強の大きさでした。
気の毒な魚です。背びれに引掛かるとは。
以前にもあったなあ、こんなことが。
あの時はメバル釣りの仕掛けで、
ハリスは1号くらい、
尾びれに、35cmくらいのツバスが掛かり、よく引きました。
M氏の小舟だったから、同じく乗っていた
上司のM氏が「はよう上げろ、場所を移動するぞ」
と、うるさかったなあ。
今回は2号のハリスだったから、まだ安心でした。
やり取りの間に、スーパーショットにかなり近づいていました。
失礼しました。
その後、同じようなことは無いかと、
同じような流し釣りをしましたが、
全く当たりも、間違いも、交通事故も無く、
その場所に見きりをつけ、場所移動です。
湾内の対岸まで、うねりのなか向かいました。
すると、あのアキレスのボートやもう1つのボートも見えます。
ここまで来てるのだなあ。
みんな、なかなかやるなー!
しかし、前と同じように流しますが、これという釣果はでません。
岸の近くの岩場まで行くと、当たりは有りますが、ベラばかりでした。
唯一、あきらめかけた時に砂底の所で、小ダイが掛かりました。
さて、風は次第に弱まり、またうねりもやや小さくなりつつあるように
感じます。見渡すと、あのアキレスのインフレータブルボートが
湾の外を目指して揺られながら進んでいます。
怖そうに見えますが、大丈夫な様子です。
よし、行くぞ!
ついて行きました。
なかなかのうねりの中、時折海が壁となって迫って来ます。
ずいぶん上がったり下がったり、しかしインフレータブルボートは
あくまでも浮いているだけで、ひっくり返りそうになることも
波をかぶりそうになることも無く、進んでいきました。
風があるときに、白波が見え始めたときの方が大変です。
風が弱い時で、うねりだけの時は、それほどでもないと感じました。
ただ、酔わないようにしないといけませんが。
馬立島の南側へ回り込むと、別世界のように
海は穏やかでした。
何隻かの小型ボートがいました。
みんな来ていたのか。よく知っているなあ。
先ほどと同じ仕掛けを降ろしました。
やがて、来ました。サバフグです。
上手く合わせて、口に掛けます。
少し前より大きくなっていて、
時々、また玉網が欲しくなります。
サバフグが釣りたい訳ではありませんが、
美味しい魚ですから、
喜んでいただきましょう。
そして、そんな中でひときわ強い引きの魚が釣れました。
これは、明らかにサバフグとは違う引きです。
玉網が無いときに限り、どうして?
と、嬉しいのではありますが、弱ったことでもあります。
何回かのしめ込みに糸を送ったりしながら
やっと上がって来たのは、アマダイでした。
そうとわかったら、これほど玉網が欲しいと思ったことはありません。
しかし、30cm強位でしたので、そーっと抜き上げました。

その後サバフグに混じりながら、メッキと呼ばれる魚や
イトヨリなどが釣れました。
餌の交換に仕掛けを上げようとして、海面近くに仕掛けが上がった時、
一瞬海面を何かが走ったかと思うと、
一気に仕掛けを引っ掛け突っ走ります。
慌ててリールをフリーにして糸を出し、
15mほど走ったところで糸をそおっと止めてやると
止まって、反転しました。
これも青物のように感じました。
見ると、何匹かの魚が勢いよく泳いでいます。
掛かっている魚といっしょに、泳ぎまわっています。
魚体は40cmくらいで、取れそうです。
しかし、これまた玉網が無いときに・・・
しばらくやり取りしていると、弱ってきました。
どうも、シイラのようです。
この魚は捨てる人が多いですが、美味しい魚です。
肉厚は薄いので、体重のある魚ではありません。
弱ったところで、そーっと抜き上げました。
ハリスは2号で良かった。
仕掛けを見ると、掛かっていなかった針が折れていました。
2匹一度に掛かったのでしょう。
針が折れなかった方が、上がって来たということでした。
生エビ1合を少し余らせ、16時頃まで釣りました。
パックの小アジをエサにした飲ませ釣りはさっぱりでした。
サバフグに直ぐに仕掛けを取られる、ということのせいでもありましたが。
港へ戻ると、もう釣り人は誰もいません。
工事の関係の人が2人おられただけでした。
これまた話好きな方々で、「どないでした?」
と話し掛けて来られましたので、
魚を見せたら、これは良い魚を!
と驚いておられました。
先に上がられた方々のも、何人か見せてもらわれたそうですが
皆さんイカ狙いで、魚を釣っておられても
ちょっとだけだったそうです。
アキレスの人は?と聞くと
アオリ3ハイ、だけだったそうです。
そうか、今はイカ釣りをしないといけなかったのか。
とさえ思うほど、皆さんイカ釣りばかりだったそうです。
晴れた日の昼間は、イカはあまり釣れないのに、
どうしてもみなさんイカを狙われますね。
イカは、曇った日か、思いきって雨降り、
もしくは夜間航行できるようにして、
夜間狙うとよく釣れるようですね。
釣果です。

魚は同じですが、アマダイを上にしました。

アマダイは33cm、 シイラとサゴシは45cmほどでした。
サバフグは12匹 22〜23cmほどの大きさ

小さなボールに入れてあります。
これだけの魚でクーラーは、ほぼ満杯でした。
さて、料理です。
アマダイは酒蒸しが美味しいとかも聞きますが、
最近よくスーパーでも見るような開きにしました。

しばらく塩水につけてから、冷蔵庫で一番干しました。

そして、焼いて食べました。美味しい!
他の小魚も、みんな開いて冷蔵庫で干し物にしました。

シイラは刺身に。これがまた美味しい!

サワラは切り身にして照り焼きに。またまた美味しい!

サワラはタレのアジを効かせると、美味しいですね。
売っているサワラはあまり好きではありませんでしたが、
新鮮な内は、あの独特な臭みも感じず美味しいでした。
みんな美味しくいただきました。
もちろん、サバフグも美味しいフライになりました。
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