ボート釣り やられたなあ
2004.6.3
釣行前日には、
別の釣りも考えていました。
しかし、当日の天気と風向きの予報から考えると
やはり、無難にいつもの釣りをした方が楽かな
と、弱気になりました。
晴れの時は風がでやすいものです。
なおさら北よりの風とあっては、
海がどうなるか分かりません。
直ぐにでも引き上げられる用意が必要だろう。
そんなことで、いつものような
飲ませ釣りです。
小アジが釣れることがわかっているので、
冷凍キビナゴは不要、
しかし、それでも、もしも
ということもあるかもしれないので
150円ほどの、
唐揚げ用の小アジを持参しました。
いつものように窮屈な車内で睡眠して、
5時過ぎに出船。
多少風があり、うねりもある。
まずは魚探で探って小アジ釣りです。
藻がたくさんあって、
その切れ間あたりに反応がありました。
こませ無しで小アジ用のサビキ仕掛けだけを下ろすと、
ビリビリと当たりがありました。
上げるとまたまた少し大きめの
小アジが釣れています。
何回かやっていると、
20cmを超えるほどの大きさのまで
かかりました。
開いて一夜干しにして
焼いたら美味しいやろうなあ、
と思いましたが、
エサには大き過ぎるので
逃がしてやりました。
10cm程度のも釣れてよしよし。
15匹ほど釣れたところで
沖へ出発しました。
このあたりが良さそうと、
勝手に思い込んだあたりで止めて
シーアンカーを入れて流し釣りを始めました。
45mほどの水深があります。
釣り始めが、6時過ぎだったでしょう。
小アジ釣りの時間と、そこまでの移動の時間が
1時間以上かかったのです。
6時半頃には
ゴンゴンとよく引いて

こんなアコウが上がって来ました。
途中多少竿でためたりしながら
心地よい引きを楽しみました。
40cmありました。
幸先良いなあ。
さてそれからしばらくして
また乗りました。
しかし、これは巻き上げ途中でばれました。
針が外れたようです。
そこそこ大きそうだったのに。
残念!
さて、またしばらくして
底を取れているか重りで確認していると、
それが誘いになったのでしょう。
なんせうねりがひどいので、
ボートが上下して底を常に取れていない状態です。
細かな当たりが分かりづらいので
竿を手で持って、竿を上げた時に
かすかな当たりを感じ、
思わず合わせたら
乗りました。
しかし、先ほどのバラシがあるので、
早合わせになっていたら、
掛かりが浅く、また途中で外れるかも知れない、
と多少心配もしました。
しかし、心配要りませんでした。
ガッチリ掛かっているようです。
2m程巻き上げたあたりから
我に返ったようにきつい締め込みが返って来ました。
非常な重量感です。
やばい!
魚探が示す深さは45m、
電動リールの示す糸の出ている長さは47m、
多少道糸は傾いて出ているので、
まだ根には届かないか、
というくらいでしょうか。
しかし、根にもぐろうと
相手も必死な様子です。
何とか47mあたりでこちらも
糸を出さないように持ちこたえます。
ハリスは4号。
さて取れるかなあ。
しかし、この引きはただ者ではない。
これを逃がしてなるのもか。
数分その状態の時に
どれくらいのやり取りだったか
後で分かるように時計を見ました。
6:56
と出ています。
「やばいなあ。
もうM氏は起きている。
こういう時に限ってメールが来そうやなあ。」
「しかし、どんな魚やろうなあ?」
「アコウなら50cmほどあるやろうなあ。
あまりそれ以上走らないので、
ヒラマサではないやろ。
ハマチの50cmくらいかなあ?」
「しかし、あまり走らないのでアオ物では無い感じやなあ。」
「ヒラメの可能性もあるなあ。」
などと想像が膨らみます。
20分くらいして
多少リールを巻けました。
何とか糸の長さが40m位まで巻きまして、
これで根にもぐられはしないやろ、
と一安心していると、
急にグングンと力強く引っ張り始めて、
また45mほどになりました。
多少のやり取りを繰り返しながら
1時間たった8時頃でも、
45mの長さでした。

竿は曲がりっぱなしです。
両手がだるさを通り越して、
ビリビリと痛みを感じます。
それから、ひどいうねりの中でしたから、
つい竿先をじっと見ていたせいか、
船酔いをしている状態だという
事にも気づきました。
うーーん、しんどい。
しかし、これだけこちらが疲れているのだから
相手も相当疲れているに違いないなあ。
今は元気があるけれど、
上がって来たら
ピクリともできないほど
弱っているに違いないやろなあ。
そういえば釣りバカ日誌の映画で
釣れた魚が妙に動かないのは、
そういうことだったのか、
と納得しました。
1時間半ほどして、
かなり気持ちがなえて来て、
もうどうにでもなれとさえ思いかけた頃、
もしかしたら、
これは持って帰りたい魚では無いのではないか、
という疑問が大きくなった頃でもありますが、
M氏からメールが来ました。
まさしくこんな取り込み中に、
「ほくそえんどる頃かい?」
とか書いてあります。
それどころではありません。
やり取りの始めは、
確かに、心の中で、
かなりほくそえんでいましたが・・・
今はそんな余裕がありません。
もしも、ヒラメとかアコウなら
持参のクーラーボックスに入りそうに無いなあ。
その時は早く帰るしかないなあ。
それでも充分やなあ。
しかし、
もし、サメとかエイとか
持って帰りたくないものなら
この貴重な時間がもったいないことになるなあ。
でも、まだ何か分からないし
無理はしない方が良いやろ。
しかし、魚って、これだけ長く
体力が持つものかなあ?
1時間40分を過ぎたあたりから、
多少弱って来たような感じになりました。
注意をしながら、
巻き上げます。
30m
20m
10m
と糸がだんだん短くなります。
さて何が上がって来るのだろうか?
1つ気になっていたのが、
道糸がシーアンカーのロープと絡まっていることです。
途中で解けるかと思っていましたが、
解けません。
弱ったなあ。
シーアンカーを手繰ろうと前に進むため、
エンジンをかけました。
すると、驚いたのでしょう、
またまた相手はもぐろうとします。
何とか耐えながら、リールのドラッグに任せ
両手で絡んだところを直します。
絡みが解けて竿を持つと、
また30mほど糸が出ています。
多少元気になっています。
やられたなあ。
また、巻き上げます。
かなり腕も腰も背中も足も痛い状態です。
20m
10m
5m
2m
そろそろ見えるか。
見えても良さそうやのに見えない。
糸が伸びたのかなあ?
もう少し巻くとぼんやりと
平たい姿が見えました。
ヒラメか?

しかし、シッポがあるぞ。
エイでした。
かなり大きい。
水族館で見るようなやつやなあ。
エイは手漕ぎゴムボート時代にも釣ったことがあり、
確かによく引いて面白かったけれど、
最後にひどい目にあったことを
よく覚えています。
棘で攻撃されて、
ボートに穴を開けられたことです。
あの時は珍しく二人で乗っていましたので
1人が空気を入れながら、
もう1人がこいで、
何とか岸までたどり着きました。
ハリスをはずしてあげられたら良いのですが、
おそらく暴れてまたあのとげでさしてくるでしょう。
針が外れろ、
糸切れろ
とむちゃくちゃ引っ張っても
切れたり外れたりしません。
不思議なものです。
竿が折れてもいけませんので、
ハリスを切りました。
悪いことをしたものです。
さて、また仕掛けを作って釣りの再開です。
しかし、もう9時を回っています。
多少風も強まりつつあり
嫌な感じです。
先ほどより小さなアコウが9時半頃に釣れてから、
全く当たりが無くなりました。
そして、体もがたがたで
なんだかえらく疲れています。
多少船酔いぎみで、
また風もきつくなり、沖には白波も見え始めました。
し方がないので、
11時過ぎに上がりました。
全くあのエイにはやられなあ。
あの朝の2時間を無駄にしたのが
痛かったなあ。
釣果です。

40cmと32cmのアコウ
久しぶりにこんな刺身にしました。

アラ煮も美味しかった。

このほっぺの肉がまた良かったなあ。
さて、次はどんな釣りをしようかなあ?