新しい船外機(DF5)の慣らし運転
2008.5.29
前回の釣行時、壊れてしまったトーハツの9.8馬力船外機。
長い間、楽しく、安全に釣りをさせてくれた船外機だったけれど、
ついにだめになった。
もっと大事にしていたら、もっともっと長く使えたはずなのに、
もったいないことをしてしまった。
しかし、2サイクルエンジンは海を汚すので良くない、という風潮もあり、
このさい、買い替えの良いきっかけになったかも知れない。
さて、期待の新しい船外機。
スズキの5馬力 4サイクルエンジンの程度がどんなものか気になる。
新しいエンジンの宿命で、慣らし運転をしないといけない。
これがつらいところ。
いきなりふかしたりは出来ない。
出来ないことはないけれど、その後に調子が悪くなる。
大切に使いたい新しい船外機だから、慣らし運転を充分してあげたい。
既に、水槽で3時間ほど回した。
初めはもっともゆっくりな回転数で、となっていたので丁度良い。
その後は少しずつ回転数を上げながら、エンジンを慣らす。
何とか出せそうな休日の朝は雨降りだった。
どうしたものかと思案したが、昼ごろには雨が上がりそうなので、
朝はゆっくりしてから、浮かぶことにした。
出船前、ボートに付けたところ。
さて出船。
スターターロープを軽く引く事ができるのが、特徴らしい。
確かに軽く引けた。
しかし、なかなかエンジンが始動しない。
10回位引っ張ってやっと始動した。
前日にもエンジンをかけていたのだから、もっとすんなりかかっても良かろうに。
以前のエンジンの時には、これほどかかりが悪いことはなかった。
前日にかけていたら、殆ど1発でかかっていたのに。
どういうことだ?
さて、エンジンがかかれば、ひと安心。
そろりそろりと港を出て行った。
4サイクルの心地よいエンジン音はうるさくない、とか書いてあったが、
それは回転数を上げる前の話で、やや回転数を上げると、
非常にうるさく、また、アクセルバーの振動は耐え難いものがある。
これは、単気筒のせいだと思うが、エンジンの振動がトランサムボードを振動させ、
トランサムボードがライオンのように吠えている。
そして、その振動がドーリーに伝わり、ドーリーのガチャガチャという金属の振動音が
激しくうるさい。
前の船外機は2気筒だったから、これほど振動は大きくなかった。
非常にうるさいながら、その割りにスピードが出ない。
これは仕方がないのだろうが。
9.8馬力から5馬力になったのだから・・・・
改めて、9.8馬力の船外機を壊したことを後悔した。
あれは良いエンジンだったなあ。
やはり修理してもらおうかなあ?
慣らし運転が目標なので、エンジンをかけたまま釣りを始めた。
釣果が第1の目標ではないので、餌代を使わないエギングを始めた。
比較的風の弱い場所で、風に流されたらエンジンでボートを戻しながらの釣りをした。
クラッチレバーは大きく、操作しやすかった。
ただ、この場所に魚探のセンサーを取り付けるので、
この大きなレバーが邪魔にならないか心配もする。
アイドリング時のエンジン音は本当に静か。
ラジオを聴きながら釣りをすることが多いが、2サイクルエンジンではノイズでラジオが聞きづらかった。
しかし、このエンジンでは全くノイズが入らず、ラジオも聞きやすかった。
また、アイドリング状態を長く続けると、プラグがかぶって良くないが、
4サイクルは心配ない。
エギを投げてはしゃくるが、全くあたりがない。
慣らし運転が目標とは言え、何か獲物を持って帰りたいものではあるのだが。
前日からその日の朝にかけて、たいそうな雨が降った。
水温が多少下がり、水潮傾向だったに違いない。
しかし、川からの濁り水はまだ来ていないようだ。
結構、風が強く、自由にあちこちのポイントを探るということはしにくい状態だった。
釣り船どころか、漁師さんの舟も見当たらない。
このポイントは唯一の風裏の平穏な場所だった。
さて、釣れそうにないこともあり、また1時間ほど慣らし運転もできたので、
そろそろ、もう少し長い間、エンジンの回転数を上げてみようと思い始めた。
それに、どの程度のパワーがあるのか知っておきたい。
もしもの時に、海が荒れて帰って来れなくなったら一大事だから、
どれほどの風になら負けないか知っておかないと、ひどい目にあう。
丁度、風は強いので沖へ行ってみることにした。
この風に負けなかったら、そこそこ安心できる。
もしだめでも、出船場所は風下になるので、必ず帰れる。
風に向かって進んでみた。
波しぶきを受けながら、やや荒れた海へ向かって進んで行ける。
加速は、じれったいほど悪い。
馬力が半分近く落ちているのだから仕方がない。
うるさいし、振動が大きく手がブルブルしながら、
9.8馬力では、一度も体験したことがないフルスロットルにも
少しの間してみた。
うるさいだけで、飛躍的な加速はなかった。
危なくはなさそうなので、曳き釣りをしながら走り回ってみることにした。
これは、慣らし運転には丁度良い。

向かい風で、うねりや風による波を乗り越えながら進んだが、
そういう時は、あまりアクセルをふかす必要が無いことに改めて気づいた。
スピードを抑えないと、波をかぶったり、波を超える時にボートが激しく上下して操船しづらい。
だから、この馬力でも充分対処できるとわかった。
曳き釣りの時のスピード程度では、回転数も上げなくてよいので、
それほどうるさくなくてすんだ。
そんなことを確認できて、ホッとしかけた頃、あまり期待していなかった曳き釣りの仕掛けに
反応がでた。
ゴムが不自然に伸びたり縮んだりしている。
エンジンを低速にして、仕掛けを回収し始めると、
手に魚の反応が伝わる。
ゴンゴンと引っ張るが、サゴシの感じとはやや違う。
非常に軽い。
エソかなあ?
ところが、あと少しというところまできたら、
急に走り始めた。
やがてオレンジ色が見えて、ツバスが上がって来た。
今年は多いと聞くが、ここにもいたか。

40cm少しの大きさ。
何とか刺身で食べられそうだ。
もっと釣れたら良いな、と思い、その辺りを何回も曳いてみた。
すると次はサゴシがかかった。
その後が続かず、多少あちこち曳いて回ったが、
結局その辺りでもう1本サゴシを掛けた。
その後、アオリイカの獲物が加われば良い絵になるなと、
もう一度最初の場所へ戻って、エギを投げた。
最後までアオリイカは掛からなかったが、スミイカが1ハイ掛かった。
もう充分と、帰ることにした。
追い風ではあるが、港に向かってスピードがどれだけ出せるか試してみた。
スピードに乗るまでに回転を上げる時はうるさいが、乗ってしまえば「ややうるさい」
程度の回転数で走ることができた。
11時から3時半頃まで海の上に浮かんでいたが、
燃料の追加が1回必要だった。
ボートが揺れて、非常にしにくかったので、これには工夫が必要だ。
それから、ボートを片付ける時に、ドーリーを取り付ける金具の固定ボルトの
ナットが緩んでいることに気がついた。
あの振動で緩んだのだろう。
気を付けないといけない。
母の様子を見に、病院に寄って帰ったので時間が無く、釣果の写真が無い。
40cm少しのツバス1本、50cm位のサゴシ2本、胴が20cm弱のスミイカ1ハイだった。
慌てて、ツバスを刺身にした。
この日は、上の娘が中学の修学旅行から帰ってくる日だった。
しかし、あまり刺身は好きではない。
下の娘はたいそう刺身が好きなので、上のが帰ってくる前に
刺身は全部食べた。
帰り着く時間は、8時半頃なので、既に何か食べて来るし、
こちらも待っていられない。
その後、実家の父親に、サゴシ2本を届けた。
早速、塩焼きにしておいた。
これも美味しそう。
さて、なかなか大変そうな船外機だけど、何とか長く使いこなしたいものだ。
もう1回浮かべば、10時間の慣らし運転は終えられる。
しかし、とてもあれだけうるさい高い回転数など長くしたいとは思わない。
ゆっくり進むことにしよう。
さて、次の釣行はいつになるやら。
入院中の母親の世話と、実家に1人でいる父親の食事の面倒と、
なかなか大変な時期ではあるが、
気持ちは気楽に、時々大海原を楽しみたい。
思いつめると、気が持たない。
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