なかなか難しいものだ
 2007.7.10

思わぬ、早くにまた浮かべる日が来た。
有難いことだ。
しかし、もったいないことをしてしまい、あまり実りの少ない釣行となった。


早朝の道を走った。



朝もやが朝日に照らされて、何とも幻想的な景色も鑑賞できた。
ラジオでは、実に有難い宗教の話も流れていた。




海辺に到着すると、そこそこの数の車があり、ボートも準備されているのが2艘あった。
今日は穏やかな海だから、人が多いなあ。

その2艘のボートは直ぐにでも出られそうな状態なのに、
人影が見当たらない。
有名な組の旗や隊の旗が付いていた。
今の時間なら、普通なら釣りをしている時間なのにどうしたことか?

不思議に思いながら、近くでこちらのボートの準備を始めた。
すると、車の中で寝ておられたらしく、中から出てこられた。
「あー!寝過ぎたなあ!」
「昨晩はやり過ぎだったなあ。」
「頭が痛い。もう帰ろうか。」
とか、2人で冗談交じりで会話を楽しんでおられる。
なかなか愉快な人たちのようだ。
挨拶をさせていただいたら、直ぐに仲良くなれる人柄の、気持ちの良い方たちだった。

お1人は僕と同じ船外機のDF5を乗せておられた。
やはり、不評だった。

もうお一方はトーハツの2サイクル、6馬力位に見えたが、
その後、海に浮かんで走って行かれる様子を見ていたら、
トーハツの方はすっ飛んで行かれたけれど、
DF5の方は、音はうるさいけれど、のろのろと進んで行かれた。

さて、そうは言ってもどうしようも無いから、長く付き合わなくてはならないDF5の
どうにも使いづらかった燃料タンクの問題を、何とかした。

1.5リットルの燃料タンクが付いているのだが、残量が分からないので、
空になるといきなりエンストを起こす。
そこで慌てて燃料を入れるのだが、
海が穏やかな時とは限らない。
どちらかと言えば、海が荒れてきて、慌てて逃げ帰る時に燃料をたくさん消費しているので、
そんな時にプスンと、前触れも無く止まる。
慌てて燃料を入れようにも、ボートが揺れて入れにくいこと、この上も無い。
ゆったり流し釣りをしているような時には、燃料は減らない。
また、燃料切れでエンストして次にエンジンを始動する時は、
キャブレターに燃料が回るのに時間が必要なせいか、
直ぐに始動しない。
ずいぶん何回もスタータロープを引っ張らないといけない。
荒れた海の上では、エンジンがかからないのではと心配になる。



そこで、写真のように外部タンクを付けられるようにした。
以前使っていたトーハツの船外機の燃料タンクとホースの、
船外機に付ける部分のコネクタを付け替えて、これでばっちり。
燃料の残を気にしなくても良いようになった。
これは、かなり大きな安心になった。


海は穏やか。
こんな時には、以前なら時速20Kmで走れたが、せいぜい10Kmでのろのろと進んだ。




さて、今日の狙いはまずタコ釣り。
そろそろタコが釣れても良いはず。
タコは美味しい。
しかし、タコを狙ったことは無いので、釣れるかどうかわからない。
それで、飲ませ釣りもしよう。
過去にはヒラメやマゴチを釣ったことがある。
しかし、エソの方がはるかに釣れたのではあるが。

飲ませ釣りのエサになる魚はサビキ釣りで釣るが、たくさんは要らないので
コマセは無しでよい。
しかし、遅い時間になると釣れない可能性もあるので、まず初めに釣っておこう。
 *これが、大きな失敗だった。

過去に小あじがたくさん釣れたところへ行ってみると、
魚探に大きな反応があった。
サビキ仕掛けを降ろすと、直ぐに当たり。
アジにしては細長い魚が、たくさん上がって来た。
大きさは申し分ないが、サバだった。
何はともあれ、たくさん餌になる魚が釣れて良かった。
時々小あじも釣れた。
網のふた付きの生かしバケツが直ぐに一杯になった。

よしよし。幸先が良い。




それから、タコ釣りをして、飲ませ釣りをしてと思っていたが、試しにジグを投げてみたくなった。
 *これが、また間違いだった。

たくさん小サバや小アジが入った生かしバケツを海に入れた状態で、ジグを投げて引いてみた。
しばらくの時間、そんなことをしていた。

全くあたりも無く、そろそろタコ釣りに行こう、とエンジン始動。
出発。
 ポゴポゴ・・・・
と変な音がした。
 振り返ると、生かしバケツを海に入れたままだった。
バケツに船外機のスクリューが当たっていた。
柔らかい樹脂でできたバケツなので、スクリューを痛めはしなかったけれど、
ロープが外れてしまった。
魚が入ったバケツがゆっくり、海底に沈みかけている。
あわててタモで掬おうとしたが、届かなかった。
無念。
バケツももったいないことをしたが、魚たちには気の毒なことをしてしまった。
そして、今日は飲ませ釣りができないことになった。
きっと、大きなヒラメが釣れたに違いないのに。
あとは、黙々とタコ狙いをしないといけなくなった。


さて、過去にキス釣りをしていてタコが釣れたあたりに行った。
キス狙いらしいボートや船がいくつか浮かんでいた。
そこで、自作のタコテンヤに手羽先をくくり付けた仕掛けを、海に入れた。



まあ、そう簡単には掛からんやろ。
気長に行こう。

魚探で底の状態を確認しながら、流した。
暑くなって来たが、多少の風がありがたかった。



竿は2本出した。
時おり竿先を上げて、誘ったりもした。

なかなか反応が無い。

1時間ほどした頃、丁度根掛かりしたかのように竿先が曲がった。
オッ!来たか!それとも根掛かりか?
恐る恐る、竿を大きくあおった。
重いが底から離れた感触。
これはタコが乗ったに違いない。
同じ速さで巻きに掛かった。

確かに重みの手応えはある。
しめしめ、と思っていたら、途中でふっと軽くなった。
がっかり。
外れたようだ。



次もなかなか直ぐには来なかった。
短い方の竿で、底をトントンしていたら、急に重みを感じた。
ヨシ!と巻きに掛かったが、またもや途中で軽くなった。

悔しい!

その後、しばらくしてまた同じようなことがあった。






難しいものだ、と分かった。

合わせが弱くて、針が刺さらなかったのが悪かったのか?
それとも、自作の仕掛けが悪くて、針のとがらせ方が足りなくて刺さっていなかったのか?

昼過ぎになって、かなり嫌になって来た。
ここらで別の釣りをしたいところだけど、できないので、
諦めて、しばらくタコ狙いを続けたけれど、
暑いし、釣れそうにない。
何のために、何が嬉しくてこんなことをしているのだろうか?

はたして、別の釣りをしたとして、釣れるものなのか?

しかし、こう暑いと、修行ですな。
修行は充分とは言えないけれど、勘弁願って早めに上がった。


しかし、次、何時行けるか分からないけれど、いつか、何とかタコを釣りたいものだ。


陸へ上がると、朝の人たちと一緒になった。
暑くて、お2人とも朝とは口数も少なく、黙々とボートの片づけをしておられる。

  「これでもっと釣れていたら、疲れも少ないのだけどねー。」

と、おっしゃる。

全く、同感のお言葉だった。

ボート釣りは良いように思う人もいると思うけれど、そうとは限らない。

いつも、楽しくたくさん釣れる釣りなら、みんなしたいですな。
しかし、実際は、そう簡単ではないんですなあ。

今日の人たちは、皆、修行に来たみたいなものですな。
そう、わかっていたら、誰もやりたいものではない。

出船前に準備がかかり、釣れなくても片付けに1時間近くかかる。
暑い中の片付けは地獄ですな。

しかし、
釣れても、釣れなくても、毎日の暮らしのしがらみから離れ、
嫌なことを忘れ、竿先に集中できること、それが釣りをすることの
大変良いことですな。

今回は、ボーズだったけれど、この頃の気に掛かる色々なことをしばし忘れて、
タコ狙いに夢中になれたことは、後から思うと、良かった。


さて、次はどんな修行が待っていることやら?



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