黒一天登場人物一覧表
| 姓名 | 身体的特徴 | 経歴・設定等 |
| 本間龍長 (修一郎) |
猫背。 灰汁のない顔立ち。 中肉中背。 |
関中の小藩・丹州の郷士出身。 両親の一回限りの不倫の結果、この世に生を享ける。 16歳の時西管家の胥吏(下級官吏)試験に合格、 『じめじめして鬱陶しい』故郷からの脱出を果し、 公事奉行の下働きとしてあくせく働く。 人生の転機は江北遠征。 臨時の書記として徴兵された際、 敗軍に巻き込まれて偶然手にした火縄銃で敵勢を撃退、 これを目の当たりにした西管家当主の 強い要望によって武官転向を余儀なくされる。 美男子でもなければ武芸はからっきし。 おまけに方言がキツいと言う 『耽美主義』に真っ向から喧嘩売ってるキャラ(笑)。 誕生も含めて恵まれない設定にしたのは、 条件が揃っていないからこそ、 新たな手立てを打ち出せると考えたので。 |
| 恵有 |
皺の多い顔立ち。 痩身。 |
本名・犬飼親兵衛忠文。 元来は知的エリートである神学校の教師。 学内の派閥抗争の巻き添えで冷や飯を食わされ、 『老後の蓄え』の為に従軍僧侶に応募する。 修一郎とは『黒一天』の前身である 『玄武隊』の時代に知り合い、 何時しか後方業務を一身に請け負う。 当初から『補佐役』と言う概念を人物化しよう心掛けた。 主君(修一郎)と一体化しつつも、 その立場は永遠にナンバー2。 坊さん風な設定は『双頭の鷲』に登場した エマニュエル・デュ・ゲクランの影響。 |
| 北宇智光勝 (平左衛門) |
端正な顔立ち。 | 黒一天・一番頭。 修一郎の配下にあっては珍しい士大夫の出身。 実家はそこそこの中堅所だが、 江北遠征以降の貧乏振りによって、 末子である彼の相続分は事実上消滅、 『食っていく』為に玄武隊に応募。 そこで騎馬戦術に関する能力が開花。 以後、修一郎の手駒として欠かせない戦力となる。 複数の意味で修一郎と好対照なキャラ。 新たな時代のニーズを把握し、実際に役に立っているが 旧時代に立脚したアイデンティティに拠って どうしても最後の一歩が踏み出せないタイプ。 モデルは存在するが書き記すと構想がバレるからパス。 |
| 深部弥四郎 | 短躯にして肥満体。 | 黒一天・二番頭。 生まれは家具職人の四男坊で 暖簾分けで家具店を構えていた。 酒・女・賭博での揉め事と負債を清算すべく、 玄武隊への募兵に応じる。 玄部隊の一大特徴である 鉄砲に拠る集団射撃戦術をいち早く理解した事で 瞬く間に修一郎の信任を得てしまう。 『汝の欲する事を為す事が神の御心に叶う』みたいな プロテスタントの教えを体現化した様な人物。 前述した二人がアレなので明るいキャラにしている。 イメージとしては限りない成長が保証されていると 無邪気に信じられた頃の日本人と言う感じだろうか。 |
| 原権八 | 雄渾な巨体 | 黒一天・三番頭 元々は鉱山夫だが鉱山技術の未発達に拠って 暮らしが成り立たず、玄武隊に応募する。 外見通り、鍛え上げられた肉体から 生み出す怪力は大小様々な武勲を生産、 同時に見かけによらない頭の回転の良さと 衆を纏める力量で玄武隊の幹部の一角に席を占める。 主人公がアレなので、 腕の立つ奴がどうしも必要だった。 と言っても単なる筋肉馬鹿は必要ないので、 銀英伝のパトリチェフの様に頭の回転も鋭くしておいた。 知識ではなく、知恵があるタイプ。 |
| 堀田甚助 | うりざね顔 | 表向きは黒一天の祐筆の一人。 実は修一郎直属の情報組織を束ねる長。 元々は三文役者で各地の芸座に日雇いで出演、 その関係で偶々戦地慰問で修一郎と出会い、 いつの間にやら自らの席を確保していた。 食うや食わずの三文芸者として張り巡らせた人脈と 僅かな情報を正確に分析する能力は群を抜き、 修一郎からの信頼は厚い。 尚、彼の真の役割を知るのは玄武以来の古参のみ。 『スパイ=アクション』と言うステレオを壊したかったのと、 文化・芸術の側面を通じてその時々の世相を 書きたいと言う欲望から生まれたキャラ。 秘密主義っぽい設定は『情報』の有無による キャラごとの認識の違いを表現したかったので。 |
| 伊藤忠道 (豊五郎) |
広く突き出た前頭部 擂り鉢 |
大零山襲撃の成功によって名前を上げた黒一天の 『中途採用』の応募に応じた中から採用された一人。 戦争に関する感覚は鋭く、 修一郎の構想を直ぐに理解して 尚且つさらに洗練された軍勢運用を創始している。 反面、戦争以外の事は無関心で、 且つ性格が悪い為にしばしば無用の乱を起こす 悪癖を持っている。 所謂『軍師』タイプ。 恵有が戦略家タイプと言う設定なので、 戦術家タイプが必要だったのが登場させた第一理由。 人に好かれない性格に設定したのは、 『仲良しグループ』だと書いててつまらないのと、 葛藤を含めた心理的な描写を増やす狙いがある。 モデルは言う必要もあるまい。 |
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