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ブレイブ・サーガ

 

 タカラが製作したスーパーロボット大戦の勇者シリーズ版。勇者シリーズといってもガオガイガーはまだ放映中だったので登場はしていないが。私の記憶が確かなら初回限定版(主人公メカ・バーンのフィギアがついている)は予約いっぱいだった気がするが・・・。私が購入したのは発売から二年後だろうか。このソフトは初回版が2980円、中古だと1980円でうられていた。どうやら店によっては限定版の予約が一杯にならなかったようだ。というか、限定版というわりには随分と市場にでまわっている(中古が中心だが)。

 むしろ限定版でないほうが値段が高いという現象までおきていた(限定版でないものは一度だけみたことがある。希少価値からみればこちらのほうが上かもしれないな)。

 私はさらに傷物になっていて1200円くらいになっていたのをみつけたので購入した。パッケージには戦闘シーンの写真がのっていていたが、スパロボとくらべると荒い気がする。

 さっそくプレーしてみる。ゲームは勇者・バーンガーンの物語ということで進んでいく。テレビと同様に主題歌が流れ途中にはアイキャッチがはいり、最後には予告編がでるようになっている。全部で36話(だったよなあ)。テレビでいえば3クール(週一回放送して八ヶ月、クールは12回でアニメは12の倍数で放映されている。つまり最低でも12話はやるわけだ。クールの法則にあてはまらない番組もあるが打ち切りと考えていいだろう。ただし一年も二年もやるようなアニメは例外だと思うが)に相当するのでちょうどいい長さだ。

 第一話がはじまる。基本は会話をよんでいくだけ。RPGの自分で操作できなくなったものだ。話については特にふれないでおくが、それぞれの勇者シリーズのツボはおさえられていると思う。また、合体ムービーがふんだんに用意されている点にも注目したい。ムービーの量だけならスパロボ以上だ(とはいってもアニメの流用でサブキャラにもことごとく用意されているたんめであるが)。しかも、会話もところどころボイスがはいるようになっており、スパロボとの差別化を図ろうとしている。

 戦闘はアクティブターンのシュミレーションだ。アクティブターンというのは、行動力のゲージがはやくいっぱいになった者から行動できるシステムだ。しかし、第一話からして思ったのだが・・・

勇者弱いよ・・・。

 第一話からキングエクスカイザーと武装ファイバードが自軍のユニットとして使える。キングエクスカイザーは勇者シリーズ第一弾の主人公で、武装ファイバードは第二弾の主人公だ。この二人がいながら敵には随分苦しめれた。だいたいにおいて武器が少ない。まあ、原作でもほとんど剣でたたかっているのでしょうがないのだが。

 剣は攻撃力が低くてつかいにくかったりするので、飛び道具に頼ることになるのだが、これがまたあたらない・・・。ユニットには向きがあり横から攻撃すれば命中率があがり、背後から攻撃すれば横から攻撃するよりもさらに命中率をたかめることができる。このヘンが重要なのだが、いかんせん移動力が低い・・・。さらに市街地での戦闘が多く道幅がせまいのでさらに背後をとるのが難しくなっている(ただし空をとべればビルをはじめとする障害物の上に移動することができるし、ユニットの移動力も高いので問題はなくなるが)。

 そんな理由で前半は苦戦をしいられる。インターミッション画面では回復アイテムの製造を行なえるがちゃんとつくっておかないとステージのクリアに大きな障害をもたらすことになるので注意しておこう。さらにアイテムを製造しないと強力なアイテムが開発されないので巨額の資金を投資するハメになる。回復能力のあるユニットも存在するが数が少なく回復の効率が悪く、ユニット自身も弱いので使えない。

 ステージが進むと勇者の機体自身もパワーアップしていく。たとえば主人公・バーンはパワーアップしてバーンガーンになったりする。しかし注意したいのはバーンガーンのレベルがあがってもバーンのレベルはあがらないということだ。他の勇者にもいえることでパワーアップ前のユニットとパワーアップ後のユニットは別扱いになっている。パワーアップしたらパワーアップ前なんぞ使わないからいいじゃんと思うかもしれないが、実は強制出撃でパワーアップ前のユニットで戦闘に挑むハメになることが多々ある。

 このゲームには本編のシナリオ以外にもサブシナリオが用意されている。バーンガーン以外の勇者にスポットをあてるシナリオが大半をしめている。これはインターミッション画面で仲間と会話することで発生する。このサブシナリオでパワーアップ前のユニットで強制出撃させられ、さらに強制出撃ユニット以外戦闘に参加できなかったりするわけだ・・・。インターミッションではトレーニングルームがあるので、そこで鍛えておこう。ただし、トレーニングルームの敵も随分強いので注意したい。

 メカの機体自身のパワーアップに加え、ステージがすすむとインターミッション画面に武器改造が追加される。これはメカの武器を資金を投資することでパワーアップさせることができる。なぜだか知らないがレベルと違いこちらはパワーアップ前とパワーアップ後でも改造のレベルは同じレベルが適用される。ただし、武器ごとに改造するので名前が同じ武器でないとダメなのだが・・・。ちなみに、武器は使用にあたってエネルギーを消費するものがある。飛び道具の類はほとんが消費するのだが武器を改造するとエネルギーの消費量まであがってしまう。お気に入りだからといって無闇に投資すると、すぐにガス欠という事態を招くので注意したい。

 武器が改造できるようになると俄然注目を浴びるのは、あまり役にたたなかった剣をはじめとする格闘武器である。これは消費エネルギーがゼロなので改造してもゼロのままなのだ。思い切って改造していくと随分戦闘はらくになる。使用するさいには接近しなけれならないが、命中率・クリティカル率が高いので使い勝手が非常によい。さらに格闘武器を改造すると勇者の「必殺技」が武器に追加される。必殺技はエネルギー消費もでかいが威力も大きいのでボス戦には重宝する(とはいっても雑魚も手ごわいので雑魚戦でバシバシ使っていくハメになるが)。スパロボと違っていきなり使用できるので一撃で敵を葬るとかできない威力で、後半は乱発する(というかこれしか使わない)のでありがたみはさほどないのだが・・・。

 さて、このゲーム最大の難所はクリア直前だったりする。なんと部隊をわけて敵の基地に突入していくというのだ・・・。今まで主人公クラスのマシンしか使わずトレーニングなんてやっていなかった私は大苦戦を強いられた。それでも各ステージに主人公クラスのメカが二台はいるのでなんとかなったが。ちなみに武器を改造しておけば弱いユニットでも使用にたえれるが、いかんせん資金が少なく主力ユニットの改造で手一杯というのが現状である。

 

以上がこのゲームの概要だが他にも困ったポイントがある。

・合体攻撃システム

特定のマシン二体でくりだすことができる必殺技。威力は絶大である・・・。が、組み合わせがよくわからない上に発動条件が二体のユニットが隣接していないとダメというものだ。さらに合体攻撃の技にも射程範囲があるので射程に敵をいれなくてはならない。アクティブターンシステムでこれはこくだろう・・・。

とはいっても、武装ファイバードとマッハバロンの合体技ギャザリングアタックはよく使った覚えがあるが。

・出撃ユニット数が少ない

登場ユニットのわりに出撃ユニットの数がすくない。敵も決して弱くはない(むしろ強いので)余興で弱いユニットをだすと苦戦をしいられる。おかげで折角合体して強くなったメカも主役クラスでないかぎり登場してすぐにお蔵いりしてしまうこともある。

・ボトムズ達の扱いがひどい

このゲームにはボトムズ・ガリアン・ダグラムというリアル指向のメカが登場する。しかし、一ステージ程しか使用することができないという有様である・・・。各人ともそこそこ強いのだが・・・。

・突然厳しいステージ

突然厳しいステージがはじまりクリア不能という事態がおきる。これは前述したように強制出撃と合体メカの合体前のレベルと合体後のレベルは別物という現象によるもので、合体前の姿でだされ、しかも強制出撃された弱いユニットのみしか使うことができないためにおきるものである。

・射程範囲がわかりにくい

遠距離武器にいえることだが射程の表示が1-3と表示されている場合、隣接するマスから三マス離れたところが射程範囲になる。3-3の場合は自分から三マス離れたところのみが射程範囲である。射程距離が長くても射程範囲が狭い武器が多いので注意したい。

・セーブができない

ステージはアイキャッチにより前半後半にわかれているため、前半後半に一回ずつ戦闘がある場合もある。ステージによってクリアにようする時間は随分かわってくるのにもかかわらずセーブはステージをクリアしたときのみ。前半の戦闘で勝利しても後半の戦闘で敗北すればやり直しである。ちょと時間があるからといってプレーすると中途半端に終了しなくてはならなくなる危険性もある(実際あったし)

・敵がマンネリ

敵のラインナップが少なく戦闘がいつも同じようである(味方の使用ユニットが同じなので)。ステージが進むと敵のユニットも能力があがっていくので、こちらが強くなったという感覚は数値でしかわからない。

 

ではプレーしてみての各主役ユニットの性能をみてみよう。ぶっちゃけていうとこのゲーム、主役ユニットに関しては能力の差は前半ではほとんどない。サブユニットになると主役ユニットより一回り弱いかなという印象をうける(もちろん合体したものとそうでないものには差はでるが)くらいだ。ただし、後半になってパワーアップすると個性といえるものがでてくるようになる。サブユニットはどのシリーズでもたいしてかわらないので割愛しておく。ボトムズとかにかに関しても同様である。

・キングエクスカイザー

キングエクスカイザー(キングは王・カイザーはドイツ語で皇帝というゴージャスなネーミングだ)はグレートキングエクスカイザーへとパワーアップするも主人公メカの中で唯一飛行能力をもつことができない。その上移動力(ターンがまわってくるのも)も低いし、主力武器が格闘武器なので戦闘に間にあわなかったりする。しあkし、攻撃力は高いし、皆がエネルギー切らしても前半出番がないぶん後半でも余力があって困ったときに頼れる。

また、ドラゴンカイザーというモード(グレートキングエクスカイザーになるためにキングエクスカイザーにとりつけるパーツをエクスカイザーにつけたもの)もあるが、グレートのほうが強いので日の目をみることはないだろう・・・。

・武装ファイバード

ターンがまわってくるのが比較的はやく前半戦は主力として使える。が、後半戦はガス欠気味。エクスカイザーと交代といった感じだ。グレートファイバードになると飛行能力もつき移動に関しては強化される。こいつも剣が主力である。

こいつもエクスカイザー同様・グレートになるパーツとファイバードが合体することができるが、同様の理由で日の目はあびない・・・。

・ダ・ガーンX

Xはおそらく背中の羽がXになるからだろう・・・。ガンダムXの原型ともいえるメカ。足のパーツの新幹線が「のぞみ」になっているところに時代を感じる(のぞみはこの年にできた)。登場したステージの次にこいつのサブシナリオがあるのだが、敵が強く(前のステージのボスキャラにダ・ガーン一人で挑むという滅茶苦茶な設定)て苦戦した覚えがある。ダ・ガーンブレードを強化して一文字斬りを習得させてやっと倒した覚えがある。

だが、グレートダ・ガーンGXにパワーアップすると武装が一新され強化したダ・ガーンブレード、一文字斬り、さらに一文字斬りを強化させて登場させれる十文字斬りが消滅してしまうとういうプレーヤーなかせのキャラ。しかも最強の武器は複数の武器を改造してこないとでてない・・・。グレートになると武装の指向が一変し遠距離専門キャラになる。接近戦キャラが多いので遠距離武器が強いユニットは重宝する。

・マイトガイン

おそらくもっとも使えるマシンでは・・・。まず、グレートになるのが早いということ。ルートの選択によってはいきなりグレートになって登場する。さらにマイティースライサーは射程距離・射程範囲が広いので使い勝手がよい。必殺技は剣によるもの。防御能力も高い印象がある。

・ジェイデッカー

パワーアップしてファイヤージェイデッカーになるが使用感覚はかわらない(というか純粋に能力が向上しただけともいえる)。最強武器は射程距離・範囲がやたらと広い飛び道具(ジェイデッカー時代からあるのだが)なので敵の反撃をおそれることはない(改造すると射程ものびるので、改造しないとこうはいかない)。防御能力は低い印象がある。ジェイデッカーは序盤から空を飛べる貴重なユニットだ。

・ゴルドラン

スカイゴルドランとグレートゴルドランの能力の差が微妙で迷った。スカイゴルドランは攻撃力や素早さが高く、防御能力はグレートに譲るといったところ(スカイゴルドランでも空が飛べるのはポイントが高い)。最強の武器がグレートになるとかわってしまうので、改造したスカイゴルドランを使ってもよかったが、グレートのポテンシャルにかけてグレートを採用した。グレートになると必殺技が剣から弓に変化する。先にものべたように飛び道具ユニットは重宝するので便利だった。クリティカル率や攻撃力が高いユニットだ。

・ファイヤーダグオン

最初から空がとべるので移動能力は高い。スーパーファイヤーダグオンになるとファイヤーダグオンの主力武器であるファイヤーソードが使用不能になり、しばらくは飛び道具のみで戦わなくてはならなくなる。物語が進むと無限砲やライオソードといった強力な武器が追加されるが、それまではファイヤーダグオンで戦っていたほうが無難かもしれない。防御能力は低いが移動能力は高いので使いやすい。

・バーンガーン

ゲームオリジナルの主人公メカ。はっきりいって使いづらい。武器のラインナップは多いもののエネルギーを消費するものばかりで、エネルギーを使わないバーンナックルは改造しても攻撃力は他の勇者の剣に及ばないからだ。能力値は自分でふりわけることもできるが、初期設定のままでよいだろう。あえて攻撃をかわさないことを前提にして回避能力をゼロにして防御力を高くするとか、防御力をゼロにして回避能力を向上させるといった使い方をすれば強くなるかもしれないが、私は初期設定のままいった。

ゲーム後半ではマッハスペリオンと友情合体としてグレートバーンガーンになるのだが、マッハスペリオンの強化パーツ(スペリオンがマッハスペリオンになるさいのパーツ)を装着するというもので、他の勇者の最強合体とことなりスペリオン自体はバーンガーンと合体しない。はたして友情合体といえるのだろうか?

主人公ユニットということで、コイツがやられると即座にゲームオーバーになってしまう。初期設定のままではどの能力にも難があるように思えた。普段から使っていける強力な武器がないことがパッとしない印象の原因のようである。

 

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