項劉記
このゲームは私がはじめてやったコーエーの歴史シュミレーションゲームである。横山光輝の「項劉記」をかりた後に、その友人が気前よくかしてくれたゲーム。コーエーのものは国を基準にした「国盗り」システムのものが多いが、これはユニットがマップ上を移動し、都市を占領したり敵ユニットと遭遇したら、その部隊と戦闘するという「大戦略」タイプのものであった。それまで私がやっていたシュミレーションゲームといえば、「ガチャポン戦士シリーズ」や「スーパーロボット大戦シリーズ」など、大戦略型システムのものしかやったことがなかったので、とっつきやすいものであった。
プレイした時、選択したシナリオは「ガイカの戦い」ここは劉邦によってガイカの地にて項羽軍が包囲されているというシナリオである。四面楚歌のエピソードもここの戦いのときのことである。ゲームでもそれは再現されており、項羽軍は劉邦軍と韓信軍によって包囲されており、また、項羽の本拠地であるホウ城もホウエツによって狙われているという、追い詰められたシナリオ。今もそうだが項羽びいきの私はこのシナリオで逆転をえんじてみせようと、項羽軍を選択しプレイ開始。
一ターン目。城を包囲している韓信・劉邦軍が攻撃をかけてくる。このゲームは項羽もしくは劉邦をたおすことが目的である。たとえ、城を一つも領有しておらずとも、敵勢力のボスを倒す(殺しても、仲間にしてもよい)とその勢力は消滅することになる。後を継ぐという概念は存在していない。よって、本拠のホウ城がいくら無事だとしても、ガイカで項羽が破れた場合、即、ゲームオーバーなのである。戦いは篭城戦へとなった。篭城した場合、城の防御力が絡んでくるので数が劣っても凌ぐことができる。劉邦軍の猛攻をうけ大半の兵を失ったものの、なんとか引き分けに・・・。逃走に失敗した劉邦軍の部隊をとらえることにも成功し、人材をスカウトした。翌ターン、再び韓信が襲ってくる。が、城攻めによって彼らも兵を失っており敗退し、韓信をとらえる。部下にしようと思ったが、一部隊でもてる将軍の数はきまっており、部隊分けをしていなかったので登用できなかった。仲間になるものならしたいところだが、こちらが圧倒的不利な状況なので斬首に処した。こうして韓信の勢力は消滅したので、包囲を脱出することができた。また、ホウ城を狙っていたホウエツも、ホウ城の城壁によって阻まれ、兵を失ったところを、こちらの部隊で追撃し味方に引き入れることに成功した。こうして、ホウエツの勢力も消滅した。項羽にとっては極めて不利な状況であるが、いきなりやられるということはまずないようだ、逆にいえば劉邦の友軍である韓信やホウエツをはやくに仲間にするチャンスもあるのだ。ガイカを脱出した項羽は補給線を防衛するためにホウ城の回りの城砦を自軍の勢力にひきこんでいくことに。このゲームは城はあくまで財源でしかなく、自軍の城だからといって防衛部隊を配置しておく必要はとくにはない。だが、城には「友好度」などの数値が設定されており、これらが低いと自軍の勢力にひきこもうと「開門」を促してもなかなか開いてくれない。開門してくれなかった場合、武力をもってあけるという方法があるが、これは開門したといっても友好度は下がってしまう。もうひつとつの選択として何もしないというのがあるが、こちらを選ぶと友好があがるようになっている。このゲームのテーマは覇道と王道である。力でなんでも解決しようという手段をとるか、民心を掌握して解決していくかという手段のどちらかの選択が用意されており、エンディングにも影響してくるのだ。項羽軍はおうおうにしてこの友好度が低く、また、持ち城もすくないので財源が苦しい。第三勢力である諸侯も劉邦べったりで、項羽サイドにつけるのは難しい。
地盤固めをしているとき六(りく)の地にて九江王・鯨布と遭遇。野戦にもちこまれる。項羽の部隊を鯨布ひきいる部隊に隣接させ一騎打ちを洗濯。これを鯨布がうけてたつ。項羽の武力は覇王にふさわしく100。対する鯨布は90前後。負けることは少なくともないだろうと思っていたが、その予想は甘かった。項羽は鯨布の攻撃をわずかに受けただけで、圧倒的勝利を収めてしまった(鯨布の勢力はこれによって消滅・こいつも斬首となった)。武力10の差で鯨布が負けたとは思えぬ結果であった。覇王とはまさにかくゆう人のことをいうのか・・・。項羽の顔グラフィックは背景に炎が描かれている。圧倒的な強さのあらわれだろう。.ちなみにその後、一騎打ちを挑みつづけるも誰もおうじてくれなかった・・・。
その後、劉邦の本拠である関中を占拠し財源を確保。今度はホウ城の北辺を平定しようとしたところ劉邦の部隊と遭遇。こちらにむかって突っ込んで一騎打ちを申し込んでくるものが・・・。項羽にむかって挑戦してくるとは賭けに出た(この部隊はこちらに比べて兵力で劣っていた)のかと思ったが、相手は劉邦の弟分のハンカイではないか。武力は項羽におよばないものの必殺技をうちこんできては大ダメージをあたえてくる。鯨布よりも正直いって強い。だが、やはり項羽には及ばなかった。敵軍は敗走し、そのまま城攻めへ。敵のこもった城は城壁がたいして丈夫ではなさそうな城だった。いつもの城攻めのグラフィックとあきらかに違い貧弱そうな城だ。敵の数も少ないのですぐに陥落。そして、捕らえた捕虜の中に劉邦の姿が・・・。劉邦の軍師・張良は今まで何度も説得してきたが仲間にならなっかたが、この場におよんでも仲間にならなかった。それはともかくとして、龍邦に対して「登用」をおこなうと、こちらの軍門にくだってくるではないか・・・。なんだよそれ・・・。あっけなさすぎ・・・。その後、軍師の陳平の指示どうり他の独立勢力を懐柔し、味方勢力とすると項羽は楚の国をおこし、その国は長きに渡り繁栄したとして終わった・・・。
ちなみに私は王道的なやり方をやったが友人は覇道をきわめていた。徴兵をやりまくり(都市友好度が下がる。ある程度はしなくてはならないのだが・・・)、城門を開かぬところは武力をもって攻撃するという・・・。彼は軍師に張良をつけることができたようだ(項羽でプレイしていた)が、劉邦なきあと、他の勢力に対して「そむくものは滅ぼしてしまいましょう」くらいのことをいっていた。彼のエンディングは私のものとは違い、大軍を維持するために略奪せざるをえなかったとかとテロップが出てきた・・・。結局、楚の国は項羽なきあと滅び去ったと最後にでてきた。覇道はやっぱり駄目だったということか・・・。でも、項羽で王道クリアもできないわけではない。というか、覇道は覇道である意味(兵糧の確保、人材の確保など、あまりやりすぎると部下が離反する。友人は覇道プレイ時に、徴兵をしまくったので部下が次々と離反していった。でも、そんな項羽のところに何故に張良はきたのか?)大変であるのだがね。シナリオは他に劉邦が漢中からでてくるところなおd、全部で四つある。最初と最後のシナリオは劉邦と項羽がおされている(劉邦のほうは包囲されていたりするわけでもなく、人材も豊富なのでそうでもないかもしれないが)感じのシナリオだが、巻き返しがきくようにできている。むしろ、自分の勢力が大きいと人材がバラけるので不利かもしれない。
項羽には能力アップイベントがある。項羽が虞美人にあうというものだが、項羽の能力の統率(確か)が100になるというものである。統率100は劉邦のp専売特許だが項羽も獲得できるのだ。武力がはじめから100なだけに凄いパワーアップだ。項羽軍は項羽がいる限り負ける気はしない。そして、ガイカから逆転してみせようというプレイも項羽という男には賭ける価値があると思わせるものがあるからだろう。劉邦軍も豊富な人材を駆使していくのは楽しいがね。
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