サイバー大戦略
「大戦略」シリーズの敷居を低くした作品。ゲームデザインもミリタリーテーストに満ちた世界ではなく、アドベンチャーパートの間に大戦略をはさむといった感じのものである。
アドベンチャーパートでは「バイプレイシステム」なるものが導入されている。これはシナリオは主人公の視点で進んでいくのだが、会話の文字表示画面の右下に右と左の矢印があらわれたときにRもしくはLボタンを押すと、別の視点にきりかわるというだけのもの。選択肢はいくつかあるがストーリーの展開に変化はないと思う。話は近未来のネット社会。主人公らは学生であるがネットスライダーとなってネット上での犯罪をとりしまるという裏の顔をもっている。大戦略パートはネット上での犯罪者との戦闘の場面である。つまり本来ならプログラムをうちあうところを、わかりやすくしているというえわけ。
兵器は現代兵器を使用する。戦闘機・攻撃機・戦車・自走砲・対空兵器・戦艦。戦闘機は航空機の攻撃が強く(対地攻撃不可)、攻撃機は地上攻撃が得意(始めは航空機に対して攻撃できないが機種がよくなると可能になる)、戦車は装甲と攻撃力が高く、自走砲は地上の敵に対して遠距離から攻撃を行えるが装甲は弱い。対空兵器は航空機に対して強い(射程距離もある)が、地上への攻撃はできず装甲ももろい。戦艦は長距離射程と空・陸への強力な攻撃、高い装甲を誇る。これらを駆使して制限ターン内に敵の基地をおとせば勝ちである。基地は基本的に反撃能力はもっておらず固定されているが、後半になると攻撃能力を持った基地やしまいには移動までする基地があらわれる(敵のみ)。
戦闘には友軍が参加することがあるが思考ルーチンが弱くてあまりあてにならない。たよれるのはほぼ自分だけだと思ったほうがよい。味方のユニットは戦闘時に自動的にでているので自分で編成することは不可。戦闘中にユニットを生産することはできないので撃墜されれば手駒は確実にへっていく。一撃の威力が大きいので相性のいいものをぶつけていく。都市ならヒットポイントの回復ができるので回復しながら敵を削っていく。戦闘のアニメーションへのきりかわりはストレスなし。戦闘画面もグイグイ動くのは特筆。また、戦闘時には下にでる動くゲージが右に行くほど威力が高くなり一番右でとめるとクリティカルヒットとなる。ちなみにとめそこなうとゲージはゼロにもどってしまうので攻撃は相手にはあたらない。このゲージは敵にもあるようなので注意が必要だ。ちなみに後半はクリティカルがだせないと厳しい展開になる。
また、ステージをクリアするとアイテムがもらえる。ヒットポイント回復や相手にダメージを与えるものや、全てのユニットのヒットポイントを半減させるものもある。
ユニットは経験値をつみレベルアップする。たとえば戦闘機はFー4からFー16へといった具合に進化していくのだ。といってもたいして段階はないのだが。
ステージは全てで二十面あるが、十八面と十九面が特に難しい。敵のユニットが強力というのが一番大きいが、十八面は道が一本しかないため進撃が難しい。十九面はやたらと敵が多く友軍はあっという間に壊滅させられる。さらに両面にはBー2というステルス爆撃機(ステルス能力はゲーム中ではない)が登場する。やたらヒットポイントが高く、対空・対地攻撃が可能な機体である(威力はどちらもそこそこの値になっているとはいえ)。十九面ではこれが三機もあらわれる。こいつらだけ相手にするのならいいが他の敵の相手もせないかんので苦しい展開である。ちなみにユニットレベルは最高まであがっている。小生はこのステージで全ての機体のヒットポイントを半減させるものを二回使用し、敵要塞にダメージを与えるアイテムを使用し残りヒットポイントを1にし、攻撃機にもう一度行動できるアイテムを複数回使用し敵基地に攻撃しこれを破壊した。ちなみに二十面は簡単だった。
初心者むけといいつつ後半はかなりきつい。ステージの間ではセーブ・ロードのほかに現在の状態で以前のステージに戻るというコマンドがでてくる。これを使えばアイテムを増やすことが可能である。しかし、この画面はステージクリア後にしかでてこずロードしてプレイした場合は次のシナリオから始まってしまうので注意が必要だ。
小生が購入したのは700円くらいで売っていたからである。やけに値段が暴落したと思っていた。しかし、後日1500円シリーズの中に「ザ・大戦略」なるものを発見。どうやらそれはサイバー大戦略らしい。なるほど中古の値段が暴落するわけだ。それにしても「ザ・大戦略」でサイバー大戦略っていうのはちょっとねえ。ストロングスタイルとかプレイヤーズスピリットとかあるのになあ。ワールド・アドバンスド大戦略でもいいんじゃないかなあ。こんなの大戦略じゃねえという声をきくけれども確かにそんな感じはする。ゆえにサイバー大戦略か。
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