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九紋龍

   史進とは、俺のことだ!!

                            

 九紋龍(くもんりゅう)・史進(ししん)。あの有名な小説・水滸伝の主人公(確定)である。九門龍とは苗字ではなくその体に彫りこまれた九匹の龍にちなむ。かっこいい・・・、なんて日本人に好かれそうな渾名なんだろう。意味がよくわからんでも、響きがいい。しかも、体に九匹の龍の刺青とは、ヒーローポイント高し。史家村の地主の家に生まれるも、武芸にせいをだし、ゴロツキどもと付き合うという任侠男。家が金持ちなので師匠をたくさんつけてもらっていた。しかし、ある日、彼の家に禁軍(宋国の官軍)の武芸師範・王進がやってきた。王進は都で権勢をふるう悪党の高キューに疎まれ逃れてきたのだ。水滸伝はこの高キューをはじめとする宋の悪徳高官との戦いが物語の主軸である。史進が棒を使っているのをみて、王進はまだまだ未熟であるという。それを聞いて怒る史進。さっそく勝負を申し込むもあっさり敗退。最初の師匠・打虎将の李忠から教えてもらった技がまったく通用しないのだ。それもそのはず、物語が進むと李忠も史進と供に梁山泊に集うことになるのだが、花和尚の魯智深から

「使えねえ。」

と烙印された位のものなのだ。「虎を打つ将」という渾名を持っているが、おそらくは威嚇の意味くらいではないか。実際、虎と戦ったら食い殺されるのがおちだろう。

 さて、王進に敗退した史進は王進に武芸をさずけてもらうことに。王進は禁軍の武芸師範というだけのことあり、武芸十八範をマスターしている。そして、史進の天性の才能もあって史進は達人へとなっていく。

 王進がさった後、史進は自分の村を脅かす少華山の山賊と対立。山賊どもはかなわないとみて、そうそうに降伏。山賊の頭領達は史進が任侠の徒だということを見透かして、互いに俺を先に殺してくれー、といった。それをみて史進は三人の絆の固さに心打たれ、頭領を許し親しく付き合うようになった。ただし、相手は山賊なので表立ってはそういう素振りをみせなかった。しかし、後日、その事がバレてしまい頭領達と史進の家で飲み交わしているところを官軍に襲撃されてしまった。史進は自分が密告したのではないことを証明するために、屋敷に火を放ち山賊の頭領を逃がし、自分も史家村を去った。山賊の頭領達は史進に少華山の頭領になってほしいというが、それを断って放浪の旅にでる。放浪先で今後梁山泊に集うことになる英傑達と出会うことになるが、結局、ゆくさきがないので少華山にかえってくることになり、頭領になった。

 三人の頭領達をちょいと紹介しよう。一人は神機軍師の渾名をもつ頭脳派の朱武。陣形については梁山泊で右に出るものがない。最後には仙人になった。

 一人は跳澗虎の陳達。こいつは武闘派である。渾名からすると身軽そうであるが、そんなエピソードは知らない。

一人は白花蛇の楊春・痩身であるが、刀の扱いはうまく、その刀さばきはまるで花が舞うようであるという・・・。

 史進はこれ以後、当分物語りにでてこない。次にでてくるのは賊を一人で退治しにいくといって捕まったというところ。相手は百人近くの敵のまっただなかに踊り出て・・・いや、しゃしゃりでて捕まるという・・・。漫画や小説ならば史進一人で一掃してしまいそうなところだが、そうはいかずに捕らえられ、そこを梁山泊に助けられるというシナリオ。その後、彼は梁山泊に仲間いりする。三人の子分ももちろん一緒である。

 梁山泊にはいった後、彼は密偵をかってでることがあった。そこで昔のよしみの女性にあうが、その女性に騙されて格子のむこうにいってしまう・・・。なんとか救出されてことなきをえたのだが。

 史進は梁山泊では騎馬隊の隊長であった。水滸伝の前半は英傑個人の武勇伝であるが後半は梁山泊としての集団戦へとなっていく。前半、あれだけ活躍したキャラも歩兵組にはいってしまうと活躍の場は皆無といっていいほどになってしまい、もっぱら活躍するのは騎馬軍団である。史進は騎馬軍団なので活躍の場もたくさん。一騎打ちなんかもあって大活躍。しかし、その血気盛んなのがたたって、戦場で死んでしまうことになる。

 ゲームでも史進は大活躍。「水滸伝 天命の誓い」では、宿敵高キューの横に陣取り朱武らとともに、ゲーム序盤から高キューの送りこんでくる官軍と対決できる。四つの心が一つになれば一つの正義は1000万パワーだ!! 具体的には、史進が陣取ってる国は地形が複雑なのでその地形を生かす。そして、なぜか「妖術」が使える朱武の妖術で敵集団にダメージを与え、史進、陳達で河をのぼってくる奴らに攻撃。楊春は弱ったやつをたおしたり、壁にしたりすればよい。捕まえた官軍の将校を味方にすれば高キューを倒す日も遠い日のことではない。

 また、「水滸演舞」なる格闘ゲームにも彼の姿が!! 武器は剣であるが炎を自在に操れるといういかにも史進らしい設定。超必殺技は巨大なタツマキで相手を拘束し剣でたたききるという、ダイモスの烈風正拳突きを使用するときのダブルブリザードや、コンバトラーの超電磁スピン(このゲームの武松の超必殺技は投げ技であるが、なげられた相手はまさに超電磁スピンと化してふっとんでいく、友人も最初みたときには超電磁スピンだと思ったとコメントしていた)発射時の超電磁タツマキを彷彿とさせる。また、対空必殺技は強攻撃として発動すると自動的に追い討ちがはいるが、中攻撃で発動すると任意で追い討ちをいれることができる。かわされた時のスキを考えれば中攻撃のほうがいいと思う。また、素手で闘うこともできるが、彼には素手専用のハメくさいコンボ(連続入力)の必殺技があり(武松にもあるが)強力。また、史進には龍神憑依だったか、龍神降臨とかいうもう一つの超必殺技ある。これは技というか使用すると史進の能力がアップするというもの、攻撃のスピードが飛躍的にあがったりするが、ヒットポイントが減少していく。超必殺技はヒットポイントがかなり減少しないと使えないので使用時間は短い。初プレイ時にラスボスのチョウガイに使用したが、アッパー(強攻撃)を連打し、憑依がきれた瞬間にはいったアッパーがデュエルアッパーとなりチョウガイは粉砕された。まさに九紋龍であった。

●撤収●

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