三国志との出会い
「三国志」この深淵なるドラマと出逢ったのは中学生の頃だった。きっかけは友人のゲンケン(彼の好きな武将の字をあてさせてもらいます)が、面白いから読んでみといったことからはじまった。
実は昔、マンガ三国志を読んだりアニメ横山光輝三国志をみていたので、劉備、関羽、張飛、曹操、孔明、天下三分の計、赤壁の戦いくらいはしっていた。だが、三国志って三つの国とかくけど、劉備と曹操と誰? という感じであった。赤壁の戦いは孔明のダイアKつ役によって勝利したものだと思っていた。
私はゲンケンが学校で借りた三国志の文庫サイズのやつをまずかりた(全部で三巻だったような)が、董卓を呂布が抹殺したところまで読んでやめてしまった。原因は反董卓連合軍が意気揚揚と集まったわりにはあっけなく内部崩壊してしまったこと。董卓の最後がなんだかなあといった感じがしたこと。地名・人名の整理がつかなかったことや、劉備が冴えないところなどがあげられる。それからしばらく私は三国志誹謗派にまわっていた。だが、ターニングポイントはその後、訪れたバビル二世・項羽と劉邦と横山シリーズをゲンケンから借りたためである。項羽と劉邦に三国志の一巻をセットにかしてくれたのだ(ムリヤリかされた)。
実はこの横山光輝三国志、ゲンケンは古本屋でなくて「なんでも屋」つまりリサイクルショップでかったのだ。全巻は売っていなかったものの五十数巻は売っていた。一冊十円で。その後、欠番を補ってコンプリートしたというわけだが、十円というだけあって変形・表紙なしのものもいくつかった。一環は表紙がなく、三国志には以前、挫折した思い出があるので読むまいと思っていた。だが、折りしも弟が読んでおり私が
「面白い?」
と聞くとなかなか面白いようなことを言っていたのでためしに読んでみることに。最初は劉備が茶を買うところの話。まったく三国志らしくねえと、自分の三国志イメージとてらしあわせる。そして桃園の誓い、賊討伐へ出発!というところで一巻は終わった・・・。
「つ、続きがよみてえ・・・」
その日私はゲンケン宅へいき十巻くらいまでまとめがり。さらに今度は三十二巻ほど(赤壁の終わりまでね)までまとめがりした。呂布と曹操、孫策、孔明と周瑜、そして馬超。その後、最終巻までまとめがりした。かりるペースは加速度的にふえていった。四十五巻あたりで関羽が死に、曹操が死んだところでしばらく読むのをやめた時期もあった。最初は蜀ひいきだったのだ。そして最終巻(60巻)まで読み終えた。
その後、ゲンケンのアフターケアはすさまじい。まず三国志Uをかしてくれた。武将の名前はマンガではほとんど覚えなかったが、ゲームだとどんどん覚えていった。さらに三国志関連の小説など。特に衝撃的だったのは蜀ではなく呉にかたせる設定のハイパー三国志。最初は納得がいかないものがあった。しかし、その後、曹操を主役とした蒼天航路を借りて読むに至り、こういう三国志もあるんだなあという気分になることになった。三国志との出会いいや、中国史との出会いはゲンケンとの出会いにあったのだろう。
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