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ローンって簡単にいうな!!

 

 ビッグスクーター・フォルツア。今年のゴールデンウイークにレッドバロンに見に行った。内定もでていないのでまだ買うつもりはなかったが、機体を見ていると店の人がやってきて熱心に説明してくれた。

 他にも隼やファイヤーブレードといったビッグバイクを適当にみて帰ろうとすると店の人に呼び止められパンフレットをあげようといわれたので、貰うことにした。ついでに、明細書をかかせてくださいといってきたので、どんなものか見積もりを書いてもらった。

 機体が四十九万で諸費用はいって六十五万。なるほどな。店の人はどうですかと聞いてきたので、

「今ちょっとお金が・・・」

というと

「学生ローンやってますよ。アルバイトで返済できます。」

といってきた。正直私はゾクッとした。確かに金利は低いのだろうがローンを組めといってきているようで不愉快だった。店の人にしてみれば、今すぐ欲しいけどお金がない人のための救済策として提示したつもりだろうが、こちらからいわせてもらうと、就職活動中で金の消耗が激しいし、バイトも安定してできるわけではないというのが本音だった。また、今回は本当に見にきただけで、契約して帰るというつもりはまったくなかった。ローン組んでくれといわれると、なんだか買って帰れといわれているように思える。

 だが、相手はあくまでそういう方法もあると提示しただけで強要はしてこなかった。ローンの話はそこでだしたっきりで結局あとからでてくることはなかった。一瞬の不愉快さも対応の良さやビッグバイクをまたいだりといったことですぐに忘れてしまった。

 これとは逆にローンを強いられた思いをしたことがある。

 名古屋にいった際、街頭で図書券プレゼントのキャンペーンをやっていた。配布物をつい受け取ってしまう私はキャンペーンの用紙をうけとってしまった・・・。すると、突然説明がはじまり、アンケート用紙に名前や住所をかいてくれとのこと、さらに英会話・パソコンスクールの見学が前提だという。唐突だったが他にもキャンペーンに参加している人がいることを、山積みの書き込みずみキャンペーン用紙をみて確認したのでスラスラとかいてしまった。

 見学はボイコットしようとしたが緊急の連絡先として携帯電話の番号をかいてくれといってきたのでボイコットするのも面倒だ。むこうが日時を指定してきたが浜松からこんなところへくるのは面倒だ・・・。

 そうしていると、用紙を配っていた人が、街頭での営業活動はもうすぐ終わるので面倒なら今からいくかという話になった。まあ、ちょっとくらいいいかと思ってノコノコついていってしまった。

 そこは英会話スクールが本業なので、アンケートには外国にいってみたいかという質問があった。おうおうにして行きたいという人が多いだろう。営業マンは行きたい国について突っ込んできた。私は正直に

「中国」

と答えた。すると営業マンは次にいきたい国は? ときいてきた。おそらく英語圏でなかったから聞いてきたのだろう。今度も私は正直に

「サマルカンドのある中東の国」

と答えた。相手の人もサマルカンドがどこの国にあるのかわからなかったので結局、中東とかいていた。今度は習得したい語学はときいてきたので

「中国語」

と答えた。そしてなんでかしらないが、

「まあ、世界どこでも通じるし、いちばん簡単なのは英語だからね。」

と苦し紛れに答えて、英語とアンケート用紙にかいていた。なんだったんだ? 今までの質問は? まあ、おうおうにして海外といえば英語圏、もしくはヨーロッパ(つまり英語がしっかり通じる)ところを答えるからだろう。

 他にはパソコン技術の習得や就職情報が欲しいかなどという質問があった。正直、パソコンは興味があるし、内定もでていないので就職情報もほしいので、欲しいとかいた。見学できるのは英語、パソコン、就職情報のうち2つなので、英語はけってパソコンと就職情報にした。

 スクールを一通り見学すると、おくの廊下へと案内される。廊下にはいくつか仕切があり、仕切の間にはテーブルと椅子が2つ用意されていて個別ブースとなっている。そして、スクールに入会するように説得してきた。

 講座はセットで六十万とべらぼーな値段がかかるではないか!!

 断ろうとするとこれえからの時代にこれがないと負け組みになるだけとプレッシャーをかけてくる。内定がないのでこういうことをいわれると非常に応える・・・。

 名古屋は遠いというと、そんなに遠くはないと滅茶苦茶なことをいってくる。

 そして、負担が大きいからと勝手にローンが組んであるのだ。二十四回亜Hらいなので月二万ちょっと払うことになるのだが、ローン会社には八万円も払うことになる。こっちとしては、八万余計に払うなら一括で払ってしまいたいところだ。

 結局、断ろうにも断れず帰らせてもらえそうもないので、承諾することにした。翌日、電話を着信拒否にして話をしないようにして、その翌日、消費者相談センターにいってクーリング・オフをしてもらった。

 しかい、ローンってたけえなあ・・・。

 ここ数年でサラ金の会社が未来を買うためにとかいったコマーシャルをバンバンやって、フリーターの人にも金を貸せるようにしたり、自動支払機を作ったりして、ローンというものに親しみ(?)や、手軽さを植え付けているように思う。

 確かに高いモノを買う際にはローンを組む必要があるが、その場合、必要性が高く今すぐ必要だったり、一年や二年では溜まらないくらい高いといった条件があるはずである。

 ローンは自分の未来への足かせになるものだから、他人が頼まれもしないのに勝手にローン返済プランを組んでおしつけてくるというのは問題ではないだろうか? あくまでローンという方法もあると提示だけして、相手がローンのプランを紹介して欲しいといってきたら説明し、決して強要しないことが大切ではないか。

 ローン、ローンと気安くいうのはよくないと私はおもうよ。

 

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