天才科学者アイザムの挑戦 |
アイザムという名の天才科学者を知っているだろうか(知っている人は偉大である)? 否!しるまいて・・・。なぜなら、彼いやあの御方は我々が住むこの世界にはおられないのだ・・・。アイザムはロボットアニメ「闘将ダイモス」にでてきたのだ・・・。ダイモス? 知らない? コン・バトラーとボルテスなら知ってるけど? それはいかんな。スーパーロボットの項でダイモスについては触れるとして、ここではその名脇役であるアイザムについて触れていきたい。
そもそもダイモスを知ったのも元は第四次スーパーロボット大戦だった。あらゆる意味でこの作品は私の最も思い入れがある「スーパーロボット大戦」である。そのことについては第四次スーパーロボット大戦の項で蜜濃にふれたいと思うのでそちらでみてほしい・・・。というか、すでにこんなコラムの登場からしてその思いの大きさがわかるだろう・・・。このゲームでのダイモスの敵キャラは少ない。バルバス、ライザとそして司令官理非テルとその盟友にしてバーム星の天才科学者ことアイザムである。リヒテルはしょっちゅうガルンロールという飛行要塞でやってくる。アイザムはリヒテルが失敗を重ねるため、バーム星より派遣される。 バーム星「とは何か? まあ、つまりリヒテルにせよバルバスにせよダイモスの敵キャラはこのバーム星の出身である。もともと地球と友好条約を結ぼうとしたのだが、大使が地球側に暗殺されたため、交戦状態となったのが、スーパーロボット大戦での設定。原作もおそらくそういう感じだと思う(スマン)。ちなみにリヒテルは司令官で失敗を重ねるが、セコイ司令官ではなく太いまゆげと凛とした瞳を持ち、大義にいきる好漢である。彼の妹エリカはダイモスのパイロット・一矢の恋人である。彼は最後の最後で騙されていたいたことを知る。つまり、バーム星の大使暗殺というのはバーム星のほうも承知の上のことで、地球侵略の口実をえるための事件だったのだ。うろ覚えであるがそのバームからの使者こそリヒテル・エリカの父だったような気がする。
ゲームでアイザムが登場するのは「天才科学者アイザムの挑戦」と次のステージ「リヒテルとアイザム」である。ちなみに、これは主人公がスーパーロボット系でないとこれないステージである。リアル系だと「マーズコネクション」へといってしまう。アイザムは派遣されると盟友リヒテルのふがいなさを責める。ちなみにアイザムは「天才」科学者であって司令官ではない。彼はダイモス達、ロンド=ベルを倒すための秘密兵器をもってきていたのだ。
『天才科学者アイザムの挑戦』
というテロップの後に一体の敵メカがあらわれる。名はギメリアという。ロンド=ベル隊は出撃し、攻撃するもダメージはゼロ・・・。バリアとかあるわけでもないし、装甲もそれほど高くない。しかし、この天才科学者アイザムの傑作機であるギメリアは、全体を超弾性金属でつくられておりあらゆる攻撃が通用しないのだ!!超弾性であるからして、硬いといわけではなく柔らかいということであろう。柳や竹のようなしなやかさを持ってすれば強風が吹き付けても折れることはない。むしろ、硬い木のほうが脆かったりする。戦艦大和の甲板も同様に弾力にとんでいたのは有名である。弾力があると爆雷が投下されても、それらは爆発することはないのだ。ガンダムの序盤でシャアがガンダムをシャアザクでボコボコにするも全くダメージがあたえられず「連邦のモビルスーツは化け物か?」といったのに似ている(気がする)。というか、ボルテスVの時点で必殺の天空剣が効かない敵がでていたからその焼き直しといえばそれまでだが・・・。これに驚愕するロンドベルの面々。そしてアイザムはリヒテルに対し、お前にかわって俺が司令になってくれるわ!! という言葉をぶつけるのだった。リヒテルはかつて友だと信じた漢(おとこ)アイザムにこのようなことをいわれてしまい傷心してしまう。
さて、恐るべき敵ギメリアの対策を練るロンドベル。ウルトラセブンの最終回でもそうであるし、マジンガーZの最終回もそうであるし、剣を使うロボットが必殺の剣が効かず、あまつさえ剣が折れてしまったとき(ライブマン参照)に思うのだが、なんとか勝てそうではなく、あきらかに勝てない敵にあったときのヒーローは悲劇である。みているこっちが悲しい。ロンド=ベルの科学者・猿丸大先生(勇者・ライディーン)いわく
「マイナス200度まで冷やし、三秒以内に3000度まで熱せば破壊できる」
とのこと。しかし、マジンガーの冷凍ビームは150度が精一杯とのこと。実際、3000度まであげることは容易だが、絶対零度がマイナス273度であることからしてマイナス200度に冷却するのは至難の業である。冷却は加熱よりも難しいのだ。また、マイナス200度まで下がったものを3000度まで上昇させる、しかも3秒以内という制限時間がある場合、3000度を遥かに上回る高温でないといけない。
さて、ここでシナリオ「天才科学者アイザムの挑戦」は終了し、「アイザムとリヒテル」へと突入していく。この無理難題をクリアするきっかけこそ、天才科学者アイザムの発明であったのだ。その発明品とはアイザロン粒子である。なんで自分の名前つけるんだ? センスねーな、という輩もいるでしょうが、現在、新たに発見された粒子には過去の有名な学者の名前がつけられている(ノーベリウム等)ことからして、全然おかしくない。さて、このアイザロン粒子がなぜキーアイテムになるかというと、これをダイモスのエネルギーであるダイモライトに使うとダイモライトがパワーアップし、ギメリアの装甲をうちやぶる条件をクリアする力を発揮することができるのだ。今まで烈風正拳突きをうつまえに放っていたダブルブリザードが変化し、冷気と高熱の渦を発射することになるのだ。ゲームでは便宜的に「烈風正拳突き・改」となっている。さて、ここで疑問がわいてこないだろうか? アイザロン粒子でダイモライトがパワーアップするのはアイザムがつくりだしたものであるからして、十分考えられることである。しかし、何故そのアイザロン粒子が主人公側に伝わっているのか? それは悪く言えば造反であろう。一矢との関係に苦しむエリカを支えるエリカの乳母マルガレーテ、彼女の力によるものである。アイザムの登場の前にピンチに立たされる一矢達。その一矢を救い、またエリカと一矢の関係の修繕のためにも、アイザロン粒子を一矢達に授けようというものである。マルガレーテはエリカの許可をとった後、一矢達のもとにアイザロン粒子をもっていくのである。しかし、何故マルガレーテがアイザロン粒子がダイモライトをパワーアップさせることができるのか知っていたのだろうか? まあ、前述したようにアイザムがつくったものだから、なんとかしてくれるだろうというのがあったのだろう。
さて、アイザロン粒子でパワーアップしたダイモスは再びギメリアと対峙し、新技を駆使しこれを打ち破る。これに驚くアイザム。そしてアイザムはダイモスのパワーアップがアイザロン粒子によるものだとわかり(マルガレータがいったのかな? そおれにしても特にマルガレーテは責められたりはいsていなかったが)、このダイモスを倒すために自らギメリアに乗り込み出撃する。このギメリアは反アイザロン粒子砲を装備しておりアイザロン粒子に対抗することができる。リヒテルはここでアイザムに、
「お前自らが乗ることはないのではないか?」
と聞くと、人工知能をつむそんな時間はなかったという。というか、アイザロン粒子が敵にわたることをも予測していたこの準備のよさは、まさに優れた戦略眼をもっていたといえよう。千里の彼方に勝利をみいだすとはこういうことだろう・・・。そして、リヒテルは何もお前がのることはという。さんざんアイザムに責められ、己の座を奪おうとしているアイザムに対してこのような言葉をかけるのは、アイザムが自分より優れた司令官となっても構わない。それがバーム星のためならばという思いと、アイザムを友だと信じその身を案じ、その成功を願う友情に溢れている。リヒテルもまた漢(おとこ)である。それだけ、二人の絆は強かったということだろう。イザムはさらに続ける
「それに俺に時間は残っていない。」
そもそも反アイザロン粒子の発見は皮肉にもアイザムが実験中に大量のアイザロン粒子を浴びてしまったことによるものなのだ。そして、その体に浴びたアイザロン粒子によりアイザムは余命いくばくもないという。そして、あえて請われるまま地球に来たのは己の出世への野望ではなく実は失敗の続き立場の苦しくなる盟友リヒテルの為だったのだ・・・。そう、彼は己の残された人生を友であるリヒテルに捧げたのだ・・・。まさに漢(おとこ)!!
そしてダイモスとの一騎打ちがはじまる。一矢はもちろんそんな事情は知らない。気楽なものだ。マルガレータやエリカはそのアイザムの決意をみてどう思うか・・・。非常に複雑な思い出あっただろう・・・。一矢とアイザム・・・。己の信ずるもののために死せる漢二人の戦い・・・。実際ストーリーはここまでもりあがるも戦闘は淡々として殺伐としている印象だった。そして、アイザムはダイモスの前に散った・・・。その後、ゲストの部隊が無粋にもあらわれ全力戦に突入する・・・。あーあ・・・。ちなみに、ダイモスには新必殺技の他にも格闘戦につかえる武器がいくつか追加される。リアル系ルートではパワーアップはない。しかあし、このような燃える展開であることからして、スーパー系ルートだけではなく、リアル系ルートでも通過するシナリオにしてほしかった・・・。
最終ステージで真実を知り失意に陥り、最後の戦いに挑むリヒテル。リヒテルは自分がおどらされていたことと、そんな戦いのために友を失ってしまったことで放心状態になっていた。彼は倒さなくてもクリアできるので、バーム星の未来のことを考え倒すことはないだろう。そして、ゼゼーナンを天才科学者アイザムの力によってパワーアップした、いや、彼の魂が入魂したダイモスの烈風・正拳突き・改で葬り去るのがアイザムの死に報いることになるだろう・・・。
余談になるが、バルバスも結構すきだ。アイザムやリヒテルのように凛とした眼と力強い眉をもっておらず、美形キャラとはいえないが、そのリヒテルに対する忠誠と武人としての行き方には共感をおぼえる。ボルテスにおいて、ハイネルにジャンギャルという猛将がいたように、リヒテルには彼がいるのだ。
さて、アイザムだが、上のようなスパロボでの展開に感動し、たったニステージの登場でありながらかなりはまってしまった。Fがでたときに、ダイモスがでないということでがっくりしたが、ダイモスというよりアイザムがでないというほうが悲劇だった。ちなみに友人はアイザムのこのような未練がましい死に方は英雄といえないとほざいていたが、そんなことは私にはどうでもいいことだ。
科学部にはいっていたころ・・・。科学クイズなるものを学園祭のだしものにした。全問正解者には素敵なプレゼントありというものだ。もちろん、副賞も多数用意してあり、全十問である。一応四択にしてあるのでクリアできる可能性を秘めているが激ムズである。カフェインが一番多いのは、コーヒーでなく番茶なのだが、結構こういうところで間違えたりするわけだ。ちなみに、全問正解者のプレゼントは考えていなかった・・・。どうせ誰もクリアできるとは思っていなかった・・・。しかし、クリアされそうな事態が露呈・・・。本当はリトライはできないのだが、そこまで管理できるほど力はないので、リトライしてクリアをめざすものが・・・。そこで緊急に最後の問題をつくった。
次のうち最も偉大な科学者はだれか?
アイザム・司馬い・アインシュタイン・ノーベル・孔明・・・
答えはいうまでもなくアイザムである。この問題でその男を撃破し、放逐した、が、悲劇はそこからであった・・・。なんと、校長先生がやってきて・・・。
「この答えは何?」
ときいてきたので
「アイザムです!!」
と自信一杯に返事し、
「何をしたの?」
といわれたので
「アイザロン粒子を発見しました」
と答弁。先生は感心してどこかにいったが、部員の中から、それはねえだろという声が・・・。あとでバレたら大変だが、アイザムをさしおいて誰が偉大といえよう? と思っていたので、そういう答えが口をついででてきたのだ・・・。私はいまでも間違っていなかったと思う。それはアイザムを自ら名乗った男の、尊敬する人間への敬意なのだ。たとえそれが空想の世界の人間であっても・・・。歴史上の人物とて今を生きる我々にとっては違う時間をいきていたわけであるし、多分に脚色が加えられているわけであるし・・・。
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