オークン!カンボジア
旅行記2001
〜Part.2〜
INDEX
町の台所“オールド・マーケット” 生きているトンレ・サップ湖!?
“ノンバイン・チョップ”は絶品! これ、本当に湖?
シュガーアップル
別名、ノーイナー(釈迦頭)

たまらず、横にいた地元の女の子にあげました。これがまた、めちゃめちゃ美味しそうに食べていました。すると、みるみる子供たちが集まってきて、取り囲まれてしまい、残りを全部、あげました。それでも、収まりがつかないので、もう無いよと両手を挙げると、子供たちは残念そうに、去っていきました
気をとりなおして、今回、市場へ来た本当の理由である朝食をとることにしよう!

それが、写真にある“シュガーアップル(ティウプ)”です。お釈迦さんの頭に似ていることから、“釈迦頭(ノーイナー)”とも呼ばれています。大人の握りこぶしくらいの大きさで、砂糖菓子のようなざらざらした舌触りで非常に甘い果物です。皮が、赤茶色に変色したら食べ頃だそうです。
値段は適当で、1US$で5〜6個、かごの中から取りました。皮をむいて、中の実を食べるのです。味の方はと言うと、お百姓さんゴメンなさい!
「まずいっ!」
とにかく、甘くて、なんと言っても冷やしていないので、生あたたかいのが、辛かったです。今まで、生きてきた中で、味わったことの無い不思議な味がしました。冷やしていたら、食べられたかも…

中央には、果物が並び、その両側には
日用雑貨、調味料、お菓子などが、並ぶ…
まだ奥にもたくさんの日用雑貨店があります。
市場の中を、うろうろするワンちゃん!
退屈そうである…

しばらく、生鮮市場を歩いた後、今度は果物や雑貨のあるところへ移動しました。日用雑貨、お菓子、調味料、衣類まで、かなり品揃えは豊富でした。一通り歩いてみて、
「意外と、何でもあるのだなぁ…」
と感じました。それは、バカにしているのではなく、もし、自分が明日からここで暮らすことになっても、これだけあれば心配ないと思えたからです。実際、地元の人々がこれらを気軽に買えるだけの、収入を得ているかどうかは、疑問であるが…
ここで、眺めているだけでは、面白くないので、果物を食べることにしました。
とにかく、たくさんの果物が並んでいますが、その半分以上は見たことの無いものでした。ガイドさんに聞いてお勧めを食べることにしました。

オールドマーケットの生鮮市場。
トンレサップ湖の魚でいっぱいである!

トンレサップ湖の魚が、ところ狭しと並んでいるその周りを、“ハエ”がたくさん、飛びまわっていたのが、印象的でした。日本人からすると、衛生的にも信じられないことが、たくさんありましたが、それが当たり前なのです。また、仕方がないところもあると思いました。
他にも、ウインナーがたくさんつるされていたり、毛をきれいにもがれた鶏が、丸ごと売っていたり、見慣れない野菜や果物も、たくさん並んでいました。
あっ、それと「犬」もうろうろしていました。かしこい犬で、決して商品には手を出しません。なんだか、退屈そうに見えたのは、私だけでしょうか?

朝早くから起きていたので、お腹がすきました。
車は、一路“オールドマーケット”へ…
オールドマーケットとは、町の南側、タ・プロムホテルのそばにある市場である。朝6時頃から生鮮食品が運び込まれ、7時頃から買い物客で大にぎわいとなる。品を選ぶ人と、交互に行き交う人で、身動きがとれないほどです。
マーケットの中や、道路に面したところには屋台が並び、格好の朝食の場になっています。
まずは、市場内を見学するために、中に入りましたが、なにせ人が多すぎて、前に進めません。人をかき分け、生鮮市場に入りました。「うっ、気持ち悪い…この熱気と、生臭さがたまらんなぁ!」

オールドマーケットの前…
規模は、そんなに大きくない。
町の台所“オールド・マーケット”
これが、例のカンボジア麺…
ノン・バイン・チョップ
意外とココナッツミルクが合うのだ!
美味しい、ノン・バイン・チョップを
作ってくれた
お母さん…
本当に、美味しかった!
どこの屋台も、
食材でいっぱいです!

「ほんと〜?良かった!」
本当に、素直で純粋なナイスガイです。。まるで、私が、嫌な人みたいですね。そんなことはないんですよ!
ここの店、特製オリジナルのノン・バイン・チョップ。値段は、またまた適当で、1杯15,00リエル程で、2杯で1US$払いました。「安い!」
見た目には、美味しそうですが、そのお味は?
恐る恐る食べてみました。ガイドさんも心配そうに、私を見ています。
「ん〜っ、」少しまずそうな顔をしながら、ガイドさんの方を見て一言…
「うまいっ!」
思わず、大きな声で叫んでしまいました。ガイドさんも大喜びです。

市場の至るところで朝食が食べられます…
たくさんの人で、賑わいます!

今回の旅で、ずっと一緒であったガイドさんは、私と同じ歳で、なんだか気が合う!冗談も通じるので、私も気を使うこと無く、本音トークで、楽しく騒いでいました。
私は言いました。「ガイドさん、まずい〜っ!」
ガイドさんいわく、「人それぞれ好みがある!」
「ごもっとも…」
「今度は、地元の人達が、毎朝、好んで食べる麺があります。なかでも、ここの麺は、最高なのでおすすめです!」
「ほんと〜?」
疑いの眼差しで、見る。自分の好みに合わせろと、言わんがばかりに、理不尽なことを言って、ガイドさんを困らせてみる。
「任せなさいっ!多分、大丈夫!」
「自信なくなっとるやんか!心配せんでも、口に合わへんからと言って、責めたりしないから…」

味は、日本でいう「乳麺」みたいな感じで、ココナッツミルクがまろやかな味を出しながらも、上にのっているたくさんの具や香辛料が、その味を引き締めて、微妙な香りと風味をだしていました。「美味しんぼ」のワンシーンじゃありませんが、さっぱりしていてめちゃめちゃ美味しかったです。一瞬にして、ノン・バイン・チョップのファンになってしまいました。
日本に帰ってから、調べて分かったのですが、インドシナ半島の各地では、“米”から作ったを普段から食べていて、麺の種類や作り方、上にのせる具などによって、色々な名前がついているそうです。
例えば、カンボジアでは「ノン・バイン・チョップ」タイでは、「クッティオ」ベトナムでは、「フォー」と呼ぶそうです。あくまで、それらの名前は、各国での麺の総称で、先程、書いたように更に、細かく名前が無数についているということです。私が食べたノン・バイン・チョップの、名前を今回、聞いていませんでしたので、少し悔やんでいます。
誰か、知っている人があれば、教えてください。オールドマーケットの生鮮市場の一番端の店です。お母さんと娘姉妹がやっています。
とにかく、これは絶対おすすめの逸品です。訪れることがあれば、一度、試してみてください。

“ノンバイン・チョップ”は絶品!

つまり、湖の伸縮に合わせて、湖岸線を行ったり来たり、自由自在に移動しながら生活しているわけです。
「なるほど!それは賢い…」
ささいなところに、感動している自分がいました。更に、驚いたことに、子供たちが裸で走り回っているではありませんか!
私たちは、ガイドさんの説明を聞きながら、少し歩きました。この辺りでは、クメール(カンボジア)人は勿論のこと、ベトナム人チャム人が生活しているそうです。また、あと1〜2ヶ月もすると、今歩いている道も沈んでしまうそうです。なんだか信じられません…
いよいよ船に乗って、トンレサップ湖へ繰り出す時がやって来ました。わくわくします。

トンレサップ湖は、町の中心地から車で、およそ20分位走ったところにあり、アンコール三聖山のひとつ、プノン・クロムのたもとが、湖の北の端になります。厳密に言うと、季節によって、湖までの移動時間が大きく違うのですが…
何故ならば、トンレサップ湖は、「生きている」からです。
カンボジアは、ご存知の通り、熱帯モンスーン気候で、雨季乾季に分けられます。詳しい説明は、他の項で説明するとして、つまり、年間を通して、雨量が極端に違うことと、雨季にはメコン川の水がトンレサップ湖に逆流するために、湖の大きさが大きく変わるのです。
どれくらい、変わるのかというと、乾季の時で、琵琶湖の4.5倍、東京都の1.5倍雨季になると、琵琶湖の15倍、東京都の5倍です。

トンレサップ湖、観光用の船。
これには、エンジンがついている…
裸で歩く、子供…
トンレサップ湖の水上生活… 
後ろに見えるのが“プノン・クロム”

私がトンレサップ湖に行ったのは、雨季真っ只中の8月下旬で、これから雨季の中で、最も雨量が増える時期です。ですから、比較的湖が近かったというわけです。
ガタガタの道を、車で揺られながら、というより車の中でジャンプしながら、ようやくトンレサップ湖の船着場に到着しました。ここは、町中とは少し様子が違っていて、ほとんどの人々が漁師で、家もほとんどが水の上です。

実は、昨日の夜、ホテルのロビーにてガイドさんと、みんなでちょっとした会議を開きました。内容は、少しスケジュールの時間に余裕があるので、どこか行きたいところはないか?ということです。
私は、今回のツアーで行きたいところが、もうひとつあったのですが、ツアーの内容にその観光地が無いプランを選んだので、諦めていました。だから、ここぞとばかりに、皆さんに提案することにしました。
「もし、皆さんが良ければ、トンレサップ湖に行きませんか?」
すると皆さんも、快く了解してくださいましたので、今日、朝食後に行く運びとなりました。ひとり25US$のオプションツアーです。

生きているトンレ・サップ湖!?
トンレサップ湖は、あまりにも大き過ぎます!
まるで、濁った海で、水平線を見ているようでした…
私は琵琶湖の近くに住んでいますが、対岸の山はうっすら見ることができます。しかし、ここはまるで海岸線です…
大地を飲み込むその大自然にただただ脱帽です…ツアーで同行した皆さんに無理を言って、トンレサップ湖まで来て、本当に良かったと思います。「大満足です。」
今度、カンボジアへ行く時には、プノンペンから船でシェムリアップまで来てみたいと思いました。(但し、船は少しやばいそうです…)
湖上に浮かぶように見える、
「マングローブ」の木…
ガイドさんの話によると、このマングローブが魚たちの産卵の場になるから、世界でも有数の淡水魚が生まれるそうです。「へぇ〜!」って感じです。
やがて、マングローブの森を抜け、水の色が変わり、更に茶色く濁り始めました。水深が変わったのでしょうか?ここは、乾季でも水のある場所ではないかと思います。そして、驚くことに少し波があります。「どういうことや!」
見渡す限り、延々、濁った水…気が遠くなりそうです。
「大きいにも程があります。」
えびの養殖をしています…

いよいよ、船は湖岸から離れ、どんどん進み始めました。途中、観光客相手のみやげ物屋が浮かんでいたり、子えびを養殖していたり、あげくの果てには、豚がおりに入れられて半分沈みかけながらも浮かんでいる横を、通り抜けて更に進みます…
何気なく、水草のように湖上に浮かんで見えるのは、「マングローブ」の木だそうです。乾季には、道端に植わっていたものです。信じられません!大自然を肌で感じることができた一瞬です。本当に、マングローブの木が生えた、この濁りきった水の中に、300種以上の魚が泳いでいるなんてやっぱり信じられません。

湖岸では、大きなひとつの集落ができている…

どこまでが、港か分からないような船着場へ行き、カンボジア国旗のついた観光船に乗り込みました。
プノン・クロム山を中心にひとつの集落ができており、様々な形の家が、湖上に浮かんでいます。勿論、学校も浮かんでいます。中には、テレビが置いてある家もあり、思っていた以上に進んだ暮らしをしていることに驚きました。
集落内をクルージングしていると、たくさんの食べ物や日用品をこぼれるほど乗せた船が、近付いてきて、何やら分からない言葉で話し掛けてきました。どうやら、移動式の何でも屋さんのようです。しかし、私が買って役立つものがあるはずも無く、コテコテの関西弁で断ると、あっさり立ち去っていきました。

これ、本当に湖?

Continued

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