| ワット | 寺院。 |
| ラーヴァナ | 悪魔。 |
| ラクシュミー | ヴィシュヌの妻。その類まれな美しさから、インドでは、理想の妻、女性像いわれている。不老不死の薬アムリタを得るため、神々とアスラが乳海をかき回した際に海から現れます。愛、美、繁栄、幸運の神。赤い水蓮の上に立ち、2〜8本の腕には、蓮華、ほら貝、アムリタの瓶、ヴィルヴァの実などをもつ。日本では、吉祥天。 |
| ラテライト | 紅土ともいう。紅土色土壌。鉄やアルミニウムなど酸化物が多い。インドシナ半島では地中からやわらかい豆腐状のブロックを切り出し、天日干しすることで硬質な石材になる。アンコール遺跡の主要建材。 |
| ラーマ | 「ラーマーヤナ」の主人公。理想的な帝王。ヴィシュヌ神の第7番目の化身。愛妻シーターを誘拐したラーヴァナと対決する。 |
| ラーマーヤナ物語 | ヒンドゥー教の聖典として広く知られている。古代インドの英雄ラーマー王子の伝説にヒンドゥー教神話を加えた大叙事詩。編纂者はヴァールミキと言われ、原作はサンスクリット語で2万4000頌の長編からなる。現在の形は、2世紀頃に完成したと言われている。夫婦愛、兄弟愛を投じの社会のしがらみの中で描き、理想的な人間のあり方を示す内容。また、ヴィシュヌ神をラーマ王子の化身とする雄篇でもある。カンボジアでは、ラーマーヤナ物語をリムアケ―と呼ぶ。 |
| リンガ | 男性器の象徴。男根形の柱であらわされるヴシュヌ神の象徴。 |
| レンガ (煉瓦) |
粘土に砂を加え、型に入れて固め、窯に入れて焼いた建材。焼成レンガ。アンコールでは初期の時代の建物の主要建材。 |
| ヤショダラプラ | 「ヤショヴァルマン王の町」の意味。アンコール時代のアンコール・トムおよび都城全体の呼称。第1次ヤショダラプラはプノン・バケンを中心に造営された。 |
| 夜摩天 (やまてん) |
死者を天国に導く、道を発見して、天界の「死者の王」となった。日本では、閻魔王。 |
| ヨーニ | 女性器の象徴。 |
|---|
| マカラ | 摩竭魚と書く。神秘的、呪術的な力をもつ、伝説上の海獣。ワニ、サメ、イルカを模している。天上界や地上界における水神ヴァルナとガンジス川の女神ガンガーの乗り物とされている。水中および地上の要素の象徴。 |
| マツヤ | ヴィシュヌ神の第1番目の化身。魚。 |
| マハーラーバタ物語 | インド古代の大叙事詩。バラタ族の戦争を語る大史篇。18巻10万頌よりなる史話。北インドにあった2つの有力な家系同士の争いをもとに、紀元前から加筆が行われ、5世紀頃完成した。両家系は、モトモトクル国の王族であったと言われている。 |
| マンダパ | 儀式などの時に建てられたホール、あまずや。アンコールでは中央祠堂の前面に建つ縦長平面の建物。 |
| マンダラ | 曼荼羅。密教において仏の世界を図示した仏菩薩の集合図。 |
| メボン | 大池の中の寺院。「恩寵あふれる母」の意味。 |
| メール山 | 古代インドの宇宙観で、世界の中心にあるとされ、神々の住む聖山。須弥山。 |
| ハヌマーン | ハヌマットともいう。猿の神。長い尾をもち、怪力と神通力を供え、空を飛んだり、体の大きさを自由に変えることができる。「ラーマヤナ」の中では、大活躍する。 |
| バライ | 人造池。貯水池。土手、道も意味する。 |
| バラモン | 婆羅門。インドのカースト制度の最高位の僧侶・祭官階級。 |
| ハリハラ神 | シヴァ神とヴィシュヌ神を合体させた混合神。右半分がシヴァ神、左半分がヴィシュヌ神。ハリがヴィシュヌ神、ハラがシヴァ神。神々とアスラたちが、乳海を攪拌した時、シヴァ神は、女神モーヒニーに姿を変えたヴシュヌ神を恋に落ち、ハリハラが生まれた。 |
| ハンサ | ガチョウ。 |
| バンテアイ | 砦、城壁。 |
| ヒンドゥー教 | 古代インドのバラモン教が前身。土着の精霊信仰などを取り入れ、4世紀頃成立。インドの民族宗教。 |
| 扶南 (ふなん) |
中国史書に書かれた古代カンボジア南部にあった国。1世紀から7世紀まで存在した。 |
| プノン | 山。丘。山上寺院。 |
|---|---|
| プラサット | 寺院、祠堂。 |
| ブラフマー神 | ヒンドゥー教三大神のひとつ。生成の神。本来は、宇宙の創造神、言葉の神として、バラモン教の最高峰であった。四面の顔と四本の腕をもつ。水壺、水差し、数珠、しゃく,弓、蓮、などをもつ。聖鳥ハンサ(ガチョウ)に乗る。日本では、梵天。 |
| プリア | 聖なる、神聖な。 |
| ナーガ | インドの先住民に広く崇拝され、アーリア人の宗教にも広く取り入れられた蛇神。蛇の尾と7つまたは5つのコブラの頭をもつ蛇の神。地上界と天上界をつなぐ架け橋(虹)とも考えられている。強い毒をもち、脱皮を繰り返すことから、生命と不死のシンボルとされている。 |
| ナンディン | シヴァ神が乗る、白い牡牛。 |
| 乳海攪拌 (にゅうかい かくはん) |
ヴィシュヌ神をはじめ神々とアスラがマンダラ山に大蛇ヴァースキを巻きつけ、乳海を攪拌。海中から、太陽、月、ラクシュミー、宝珠などが現れた。最後には、アムリタが現れる。そして、争奪した結果、神々がアムリタを手にする。 |
| タカーカ | 神聖な池。 |
| チャクラ | ヴィシュヌ神が手にもつ円盤形の武器。 |
| チャンパ | インドシナ半島南東沿岸部(ベトナム南部)にあったチャム人の国。2世紀頃独立、中継貿易で繁栄、17世紀末滅亡。アンコール朝の東隣国。 |
| デヴァダー | 神格を意味する。女神の意。民間で信仰されている神としても使われる。 |
| デーヴァ | 神。天。 |
| デヴァラージャ | 王即神の意味。王を神格化してヒンドゥー教の神と同列に考えた神王思想。 |
| 転輪聖王 (てんりんじょうおう) |
武力を使わないで、正義によってのみ全世界を統治する、理想的な国王。 |
| ドヴァラパーラ | 寺院の入口を守る神。 |
| 塔堂 (とうどう) |
高く尖塔状に積み上げた寺院の塔や堂。アンコールでは五点型に高塔堂を並べた。 |
| トム | 大きい。 |
| 砂岩 (さがん) |
石英、長石などの砂つぶが固まってできた岩石。アンコール遺跡の主要建材。プノン・クレーン高丘の麓に石切り場があり、そこから3種類の砂岩(灰色、赤色、緑色)がとれる。 |
| シヴァ神 | ヒンドゥー教三大神のひとつ。破壊と創造の神。額の中央には第三の目があり、弓矢と三叉戟、どくろの杖、ほら貝、剣、楯、鼓などをもつ。聖山カイラス山に住み、ナンディン牛に乗る。凶暴な性格と同時に温和な一面ももっている。リンガにも変身する。日本では、大自在天、大黒天。 |
| 祠堂 (しどう) |
神々や仏を祀る祠。小さな建物。アンコールでは、祖先や神々を祀ることが多かった。アンコール・ワットの中央祠堂は65メートルある。 |
| 上座仏教 (じょうざぶっきょう) |
東南アジアには大乗仏教が2世紀頃から入ってきたらしく、扶南、真臘、シュリークシェートラ(ミャンマー)などの碑文、出土品で確認できる。もともとスリランカの大寺派でパーリ語の三蔵(経、律、論)を根本に据える。1308年の碑文より少し前にカンボジアに入ってきたらしく、現在まで続いている。 |
| 真臘 (しんろう) |
中国の史書に掲載されたカンボジアの呼称。クメール人の国家。アンコール朝などをいう。 |
| 真臘風土記 (しんろうふどき) |
周達観(温州出身の中国人)が1296年7月から1297年6月までアンコール都城に滞在した時の見聞録。帰国後、14世紀初めに執筆。 |
| スレイ | 女の。女性の。 |
| ガネーシャ | シヴァ神の息子で、障害除去、富、知恵の神。腕が四本あり、象の顔で人の身体をもつ。ネズミに乗る。腹には蛇の帯を締め、手には、蓮、斧、象の突き棒、輪縄、砂糖菓子などをもつ。右の牙は欠けている。後に、仏教に取り入れられて歓喜天(聖天)となる。 |
| カーマ | 愛欲の神。愛の矢を射て、シヴァ神の苦行を妨害したため、火で燃やされた。仏教では、愛染明王(あいぜんみょうおう)。 |
| カーラ | 死神。マカラと組み合わせて配置される装飾モチーフ。カーラが上でマカラが下。カーラは時間を象徴する神で、死者の王である「ヤマ」の別名でもある。インド神話には食欲旺盛な怪物として登場する。仏教では、死者の王としてのエンマ王に相当する。 |
| ガルーダ | インドの神話に出てくる、聖なる鳥。怪鳥。金色の羽をもつ。ヴィシュヌ神の乗り物。体は人間、頭トクチバシ、翼と爪だけは鷲の姿。ナーガの天敵。 |
| 環濠 (かんごう) |
寺院の四周の濠。雨季の排水と乾季の貯水が目的。同時に象徴的には大洋を表す。 |
| 観世音菩薩 (かんぜおんぼさつ) |
観音菩薩、観自在菩薩。救いを求める者をただちに救済する行動力のある慈悲深い菩薩。救済対象に合わせて、千変万化の姿をとる。 |
| カンプチア | カンボジア。 |
| 祇園精舎 (ぎおんしょうじゃ) |
中インドのコーサラ国の都城の祇園(ジェータ太子の園林)にスダッタ長者が仏陀とその弟子のために建てた僧坊。 |
| キンナラ | 歌姫、天界の楽師で、半人半鳥。仏教では、仏法を守護する神。 |
| クデイ | 僧院。 |
| クメール | カンボジアの別称。民族・言語などに使用。現地では「クマエ」という。 |
| クリシュナ | ヴィシュヌ神の8番目の化身。武力、知力に優れ、徳もあり、茶目っ気がる。男前の神だったので女性たちを虜にしていた。左手で、ゴーヴァルダナ山を持ち上げたりもする。 |
| アスラ | 阿修羅。戦いを好む悪神。インドラ神の敵。仏教では鬼神。 |
| アプラサス | 天女。飛天。インドでは水の妖精。 |
| アムリタ | 甘露。不老不死の飲み物。妙薬。 |
| アンコール | 町、都。梵語の「ナガラ」が変化したもの。 |
| インドラ | デーヴァを代表する英雄神。神象に乗っている。雷霆神の正確をもち、ヴァジュラ(電撃)を武器とする。日本では、帝釈天。 |
| ヴァースキ | 地下世界バーターラに住むナーガの王。乳海攪拌の時、神々とアスラたちは、マンダラ山を攪拌棒としてヴァースキをそれに巻きつけ、神々は尾をもち、アスラたちは頭をもって、乳海をかき回した。 |
| ヴィシュヌ神 | ヒンドゥー教三大神のひとつ。太陽神。救済神。腕が四本あり、右の二本に棍棒、チャクラ、左の二本にほら貝、蓮などをもつ。ガルーダに乗っている。一般に10の化身をもつ。仏陀はその第9番目とされる。比較的、温和な性格。 |
| ヴェーダ | 吠陀と書く。知識を意味する。インド最古の聖典の総称。 |
| 王朝年代記 (おうちょう ねんだいき) |
王(家)の記録集。現在35種類あり、最も古い版本は1796年のものだが、重荷1898年から1966年にかけて執筆された。ただし、シャム語原本のみ存在する。 |