


○いきさつ
いつものように職場で休憩中に「山と渓谷」を読んでいた。
「雪山をはじめよう!」みたいな特集号だった。
冬山と言えば、アイゼン・ピッケルと許された人々のみ立ち入れる山域であると思っていた。
しかし、しっかりとした装備と熟練者の同伴があれば経験のない人間でも行けるところがあるらしいことが書いてあった。
そして、私の所属している山岳サークルで雪山を体験させてくれる企画があるとのことで
さっそく、会の代表である会長さんに問い合わせてみた。
そして一から会長さんのアドバイスの元、装備を山道具やで揃えた。
果たしてこんな私でも雪山に行ってこれるのだろうか?。
でも会長さんは八ヶ岳のある山荘で小屋番の経験があり、
八ヶ岳は庭みたいな人が立てた企画なのだから大丈夫だろう。
○出発、あずさで茅野へ
山をはじめてから特急「あずさ号」にはたびたび乗ったがこの時期に乗るのははじめてである。
車窓から雪化粧をしたアルプスの姿を見ることができる。
「きれいだな」と思ってデジカメを切る。
そんなこんなやっているとあっという間に茅野駅に到着。
○ゴウさんの運転する車でロープウェイ乗り場へ
茅野駅に到着すると皆さん、待っていた。
私はこの会の山行に参加するのが2回目ということもあり、ほとんどの方とは初対面に近い。
きちんと挨拶をする。
ところでゴウさんが言うには私が着ていた綿製品の服。基本的に雪山では駄目らしい。
濡れてしまうと凍って凍傷の原因になるのだそうだ。
会長さんが今回の山行はそこまでハードな山行でないので大丈夫だろうということであった。
長時間の体験でない山行の場合はそこまで考えないといけないようだ。
もう、すべて経験者の言うことを素直をに聞かないと大変なことになるのは明らかなのである。
車内からも雪景色が綺麗なのでデジカメのシャッターを切った。
○ロープウェイに乗る
皆、山自宅を整えロープウェイに乗り込む。
標高があがるにつれて景色が素晴らしくなる。
昨日までの雪がこの景色を作り出したらしい。
そして、今日は好天。
私はラッキーである。
○ロープウェイを降りて、景色に感動
ロープウェイの駅を降りたら、目の前に広がる景色に感動してしまった。
確かに氷点下10度以下なのだろうが、この中をトレッキングしたら素晴らしいだろうなあ。
と、想像してしまった。
なにぶん、デジカメではパノラマを表現できません。
あしからず。
○縞枯山荘へ
そして、縞枯山荘へ向けて歩きはじめる。
あちら、こちらでカメラを構えている人がいる。
今、歩いている景色はそのくらい贅沢な景色なのだろう。
ほんとにまさしく、自然の芸術だと思う。
小・中学生時代の芸術系の科目は成績も悪く、苦痛に過ぎなかったが
(芸術の授業ではなく調教の授業だったのでは・・・。)
今は、芸術を味わうのってほんとに楽しい。
自然の芸術を味わいながら歩いているとすぐに縞枯山荘が見えてくる。
○縞枯山荘に到着
縞枯山荘に到着、雪に三角形のログハウスはみごとにマッチしている。
夏の縞枯山荘の風景はどんな感じなのだろうか。
夏にも訪れてみたい。
○スノーシューはいて縞枯山へ
これから縞枯山へ行こうと、会長のお言葉。
会長的には「散歩」だそうである。
私は会長より、スノーシューを借りる。
足に装着。
実際に歩いてみた。
後ろ足が固定されずに板を持ち上げる。
そして、急傾斜の場合は後ろ足のところに金属の金具を持ち上げ
かかとを高くすると歩きやすいのだそうである。
実際、歩いてみてほんとにそうであった。
スノーシューってほんとに歩きやすい。
山荘に荷物を預けることができるので、水以外はすべて預けてきてしまった。
会長は登山靴のままで、なんとゴウさんは「スキー」をはいて登りはじめた。
経験が違いすぎる。
そして、ほとんど人とすれ違わずに会長さんがトレースを見つけながら登山をする。
かなりの傾斜ですべりそうだったり、雪にはまったり、苦労したが雪の芸術の中、
何とか山頂を踏むことができた。
美しさを味わう余裕も少しありました。
山頂は風も強く、寒かったので早々に退散した。
しかし、山頂で不思議な気分になった。
○そして下山
登ってきた道はかなり、急であった。
下りは大丈夫なのだろうか?。
そんな不安を抱いていると、ゴウさんがスノーシューを脱いで靴でスキーをするように。と。
靴を斜面に向けて傾斜と平行にするとスキーのように滑り出す。
かなりな速さである。人間スキーである。かなり怖い。
そんな斜面でゴウさんがスキーをはじめる。
とんでもないスピードで下って行く。
そして、すぐに転倒する。
これは、まじめにすごい。
登りとはがらっと変わってかなりな早さで下ってしまった。
そして縞枯山荘が見えてくる。なんとも趣がある。
○縞枯山荘にて、荷物をおく
そして、縞枯山荘にて落ち着く。
スノーシュー、整頓して、部屋に案内されて、荷物を整頓する。
それから、火燵に入って軽く宴会。
酒飲みながら山荘の周りを見渡す。
なんかいい感じだ。
そのうちに山荘のおにいさんがランプを吊り下げる。
いい感じだ。
そんな感じを楽しんでいると夕飯の時間となる。
私は夕飯後、宴会もそこそこに寝てしまった。
○翌朝、ロープウェイ乗り場まで
翌朝、ウメさんの具合が悪そうである。
そういう私も朝、目がさめて数時間は頭ががんがんしていた。
やっと良くなってきた。
これだけ高度が高いと体がなかなか私も適応してくれないようである。
しかし、今日は良い天気である。
これから北横岳へ行こうと会長のお言葉。
雪山が初めてな私にゴウさんが練習のためにとアイゼンを貸してくれた。
私はアイゼンが必要な山は当面する予定はなかったがいい機会なので練習してみることにした。
実際に歩いてみる。なるほど、すべりずらい。
ただし、アイゼンは気をつけないと他人を傷つけてしまうそうだ。考えるまでもなく当たり前だ。
そこら変も含めて歩く練習をしてみた。
(自分の服を破く程度なら良いのですが・・・。)
ロープ−ウェイ乗り場あたりに近づくと素晴らしい展望である。
ほんとにきてよかった。
○平坦な道を進む
それから、平坦な道を行くことになるのだが、
私は心配だったため、水・行動食・防寒具・デジカメ以外はすべてロープ−ウェイ乗り場においてしまった。
スーパーの手提げ袋をぶら下げていたら会長さんがリュックに入れてくれた。
ほんとに面倒をみて貰いながら登っている感じである。
有難い。
ほんとに良い天気である。
眺めも素晴らしい。
○登山道に入る
それから、登山道に入る。
樹氷とパノラマが調和して何ともいえない素晴らしい景色である。
○北横岳ヒュッテに到着
北横岳ヒュッテに到着する。
森林限界を少しだけ超えて稜線上の強風に注意するようにとアドバイスを頂き、身を引き締める。
みなさん、荷物をここに置き、身軽になって山頂アタック。
○山頂にて、パノラマが素晴らしい
山頂からのパノラマ画像1 山頂からのパノラマ画像2 山頂からのパノラマ画像3
そして、山頂に到着。
素晴らしい展望である。夏はどういう光景を見せてくれるのであろうか。
ネパールで火葬している光景や、バチカンで荘厳な雰囲気でのミサを見ていて
不思議な感情に突然襲われたときと同様、何か不思議な感情が襲ってくる。
この感情をうまく表現できない。
ただ日常の自分がなんかとてもつまらなく感じ、
また日常の「もやもや」や「ストレス」がきれいに流れて行く。
不思議だ。
来てよかった。
携帯の電波が入ったのでこの感動を伝えるべく写めーるもしてみた。
○七ツ池にて雪上遊び
会長さんからいきなり「泳がない」って。
何も知らない私は寒中水泳でもするのかと思ってしまった。
よく考えてみりゃ、ここは氷点下10度以下は軽くあるのである。
当然、池は凍っている。雪が深く積もっていてそこを泳ぐという意味であった。
七つ池に到着すると、雪原が広がっている。
ほんとに池が凍っている。
実は凍った池の上に立つのははじめてなのである。
とりあえず雪原に寝そべってみる。
いやー快適快適。
そして、スノーシュー借りて雪原を荒らしてみる。
いやー気持ちいい。
しかし、本年は雪が少なく、泳げるほどの雪がないとのこと。
○はっしーさんと小学生が雪合戦
北横ヒュッテに帰るとなんとはっしーさんがそこにいた。
小学生と雪合戦をはじめる。
元気だ。
笑いながらデジカメのシャッターをきっている私は。いったい・・・。
○風呂入って帰途につく
夢のような時間であるが、明日からは現実(仕事)に直面しなくてはならない。
皆さんは徒歩でおりたが私はロープ−ウェイで先に失礼してしまった。
ほんとにホームページに記載されているようなことばかりで過ごせる職業があれば
なんて素晴らしいのだろうと思う。
それとも現実(仕事)があってこのような楽しみをちょくちょくやっているから
こういうことが楽しいのだろうか?。ほんとに悩みどころである。
この体感温度に耐えられたのだから厳冬期にチベット(ラサ)に行ってみようかと
考えはじめた。今日この頃である。
チベットに行くと何か悟るそうである。本当だろうか。
また私くらいの年齢でチベットに行くと自殺願望が出てきてとてもある意味危険だそうである。
この辺は余談でございます。
こなり急いで乱筆に書いてしまいました。ごめんなさい。
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