湯河原観梅ハイク


メーリングリストで幹事のKさんから
湯河原観梅ハイクのお知らせがやってくる。

そういえば以前行った沼津御用邸の梅林は良かった。

自称えせ地学者兼ハイカーには春は様々な花が咲き
すばらしい季節である。
(と言っても植物の名前はほとんどわかりません)

最近、仕事も忙しく心身ともに疲れているが
(最近、私は何故働かねばならないのか疑問をもちはじめている。
働かなければ旅行に行く金もできないのである。そう自分に言い聞かせている)

私は都心のJRのホームで「スーパービュー踊り子」が
通過して行く姿を見て「いつか乗りたいな」と思っていた。

いいチャンスである。参加する方向で考えた。

そうしてハイク当日を迎える。

昨日は荒天であったが今日は素晴らしい天気である。
「私は雨男ではない」と自負した。

私は千葉県人であるので東京駅から東海道線に乗るのが
一番近いのだが「スーパービュー踊り子」にのるために
わざわざ新宿まで行った。


「ビュー踊り子」が入線して扉が開いた瞬間びっくりした。
飛行機の客室乗務員を思わせるような車掌がすべての扉の前に立ち
特急券を見ている。

「全席指定席」か。

車内放送も飛行機を思わせるような女性の声だ。
英語アナウンスも同時にすれば飛行機気分がもっと増すだろう。

よくよく周りを見渡すと車内も飛行機を意識して作ってある。

コストパフォーマンスでは小田急に絶対かなわないから
JRの「豪華戦略」なのだろうか?。

車内の雰囲気を味わっていたら海が見えてくる。
湯河原が近づいてきた。


湯河原からバスに乗るわけであるがすぐに大渋滞にはまる。
バスがほとんど動かなくなる。

歩いている人間にどんどん追い抜かれる。
しまいにはバスの運転士が
「降りたい方はどうぞ」なんてことを言いはじめる。
もちろん我々はひ弱ではあるがハイカーであるので
バスから降りて歩いた。


それにしても車も人間も路上にごったがえしている。
ここで時間を30分もロスしてしまった。
ハイクの後、「足湯」には立ち寄れるのだろうか。

幕山梅林に到着後、梅林のすごさに驚くと同時に
人間の多さにも驚いてしまった。

視界には岩肌が見えロッククライミングの練習をしている人がいる。
なんと表現すれば良いのだろうか。


梅の素晴らしさを味わいながら登山道へ向かって行くと
人が少なくなってくる。

梅の姿もだんだん趣が出てくる。

あー、嫌なこと忘れられるなあ。


登山道へ近づくとほんとに人がいなくなってくる。

途中、美しい林と出会う。
フィールドサイエンス的な林学は私はたしなんでいないため
「そうなのか?」
と思いながら私はカメラを向ける。


そんなこんなで歩いているとNさんが
「お腹が空いたと」と訴える。

と言うわけで本格的な登りに入る前に昼食をとる。

みなさんとハイクをしていてほんとに思った。
土日につきあっている仲間達はほんとに爽快で気分がいい。
私は仕事が嫌なのではなく職場の人間関係が嫌なのである。
職場は学校やサークルでないから仲間は選べないのである。

愚痴をこぼしていたらNさんが、
「いい人ばかりに囲まれていたら人間成長しないよ」
と言われた。

確かに学生時代より成長したことは実感できる。
職場の人間関係に耐えて成長したのかなあ。やっぱり。
でもこんな成長はしないで人生終わりたいなあ。
そして私は悩みのブラックホールの中へ...(笑)。

そして昼食を終えて本格的な登りに入る。


下山してきた小学生に
「道はどろどろだよ」って言われた。
それは事実だった。
もう靴からズボンまで泥だらけである。

でもハイクしながらの景色は私的には良かったです。

途中Nさんが北京・上海と旅してきた話をしながら山頂へ。

幕山山頂に到着。

山頂からの風景はおととい感じた職場の不快感が
流れるような素晴らしい風景だ。


真鶴半島、初島、海の向こうには伊豆大島。
利島らしき島も確認できる。

私は横になりイマージュ3を聞きながら
たそがれていた。

気分も良くなったところで下山をはじめる。
下山道はかなり道が良い。

軽装の人も散見される。

こんな道でも運動不足気味の私は足ががくがくになった。

小一時間ほどで梅園に戻ってくる。

こちらの方が梅が綺麗にみえる。
ロッククライミングをしている人も真近に見える。


それから足は民道へ。

Nさんの親戚の別荘があるそうで様子を見てきたいらしい。

民道を歩いているとそこら中の民家でみかんを売っている。
近所のスーパーでは考えられない値段だ。

また民道から見える海の方向の眺望がすばらしい。
仕事なんぞやめて毎日こういう生活をしたい。
現実無理だし、日常がつらいからすばらしく感じるのかもしれないし。
もうここまでくると自己暗示だ。


明日から働かねばならない自分に心の中で言い聞かせる。

バス停まで到着するとすごい人間である。
バスの運ちゃんが乗車拒否をする始末。

タクシーもなかなか拾えないがやっとの思いでひろう。

足湯で有名な湯河原温泉「独歩の湯」へ向かう。

足湯は荷物をロッカーにしまい、サンダルに履き替え、
ズボンをまくって足だけつかる温泉である。

いくつかの温泉プールがありそれぞれに効用が書いてある。
足元には石やら泡やらで足つぼを刺激するようになっている。

わたしも「足湯」に浸かってみた。

まず瞬間的に足に快感が走り、
足の緊張がほぐれ、
それから体全体に暖かさや快感が走る。
うーん。これはなんとも良い。


ハイクの足の疲れを足湯でとり、湯河原駅で解散。

私は普通列車グリーン車で麦酒を1缶のみ干した後、
小田原あたりから意識が遠のいて気づいたら品川であった。

明日から頑張らなければいけないのだと再三自分のこころに
言い聞かせて帰途についた。


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